役者のアルバイト | 演劇人生

演劇人生

今日を生きる!

「お仕事は何ですか?」

と聞かれて、

「役者です」とか、

「俳優です」

「女優です」

と言えるようなアルバイトを選んで欲しい・・・

うちのメンバーにはこんな話をするのだが、どうだろうか。


思い返せば、わたしも色々なバイトをしてきました。

歴史順に羅列すると、

・ 中華料理店で主として餃子づくり。

  オーナーが海外から持ち込む宝石売。

・ 繭の乾燥・・・随分前の話だ。

  農家から集めてきた大量の繭を乾燥させる仕事。

・ キャバレーで照明の仕事。

  銀座や赤坂の一流キャバレーだった。

・ 引っ越しの荷物運び。

  新設の事務所への運び込みは大変だった。

・ 盆暮のギフト配達。

  都内10キロ圏内自転車で回る。

・ つけの書物の代金回収。

  大きな屋敷ほど支払いが悪かった。

・ 歌舞伎座や国立劇場の大道具の仕事。

  大きな張物を一人でヒョイヒョイ運んだ。

・ 専門学校の講師

  演技術 俳優訓練 朗読など

・ 個人的に

  ウエディング司会者養成

・ 司会

  祝いからお別れ会まで何でもOK。

  これは4千組を超えている

・ 僧侶や牧師の仕事。

  お経も上げるし講話や説教も。

役者として食べられるようになったのは35才くらいから。

テレビドラマやキャスター、CM等々に婚礼司会など・・・、

平均して週5日稼働プラスアルバイト

が、いつかそれも過去になる年齢・・・

芝居で作る三桁の赤字も難なく埋められた時代は次第に遠のいていく。

しかしどの時点でも「職業は?」

と聞かれれば「役者です」

と応えてきた。


しかし最近になって、

少々躊躇を覚えるようになった。

年齢のせいかもしれない。