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この連休、
一昨日と昨日はゆっくり暮らした。
一歩も外へ出なかった。
ちっこい部屋に一人・・・
パソコンに向かいやらなければならないことをいろいろした。
芥川龍之介さんの「雛」をもう一度読み直した。
これは・・・と思うところをガラリと書き換えて・・・
「芥川さん、ごめんなさい?」
と詫びを入れつつ・・・
「あゝ、いいよ。俺のことなど気にするな」
イメージの向こうで、彼はニコニコしながら頷いていた。
「君の時代は遥か此方だ。俺は平成なんて時代は知らんのだ」
そして息子の比呂志も知らずに死んだと、
やはりニコニコしながら言っていた。
「あ、そういえば比呂志さんに会ったことがあります」
二十年以上も前になるが、
正月に師匠の家に行ったとき、
奥の押し入れの中で何かが暴れまわっているような音が聞こえる。
「あれ、何ですか?猫、それとも犬?」
師匠に聞くと、
「比呂志が酔っぱらってどうにもならないので・・・」
縛り上げてブチ込んであるというのだ。
「え、いつからですか?」
「昨日の12時頃かなァ」
「じゃ、もう10時間は経ってますよ」
「じゃ出してやるか」
と、師匠はおもむろに押し入れに近づき、
「おい出してやるから待っていろ」
と声をかけた。
すると、
「ふざけるな、勝手に出てやるから待っていろ!!」
・・・と懲りない声が聞こえてきた。
「もうちょっと置いておこう」
・・・と、それから数時間して解放してやったのだが、
縄をほどくとニッコリ笑って「ありがとう」
この光景が今も目の前に浮かんできます。
この笑顔を見たせいかもしれないが、
私が、比呂志氏の父、龍之介氏をイメージするときは大抵笑顔なのである。
その時の師匠も比呂志氏もこの世にはもういない。
時代は刻一刻と流れている。
昨日までの二日間、
ゆったりと過ごしていると、
このような幻想ともつかないイメージが私を取り囲むのである。
今は亡き、偉大なるパワーは、残された私たちの中で健在そのものなのかもしれない。
さぁ、連休も本日で最後である。
ところが今日はバイト先・・・
今日から命あるもののパワーと向き合う毎日が続くことになる。
老骨に鞭打って頑張りましょう!!!





