味の3段跳び! | 演劇人生

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五感のひとつの性能を上げるとしたら、何を上げたい? ブログネタ:五感のひとつの性能を上げるとしたら、何を上げたい? 参加中
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ぼくの場合は、今更・・・と言われそうだが、
「味覚」の性能を高めたい思いがする。

早食いは絶対条件だった若い頃からの癖は未だに続いていた。

かたや、同じ劇団に極端に遅い女性がいる。
彼女はうどんを団子にして食べている。
寿司も一カン丸ごと口には入らない。
箸では切り分けにくいイカのにぎりすら、
三切れにしてから美味しそうに食べる。
ご飯の部分もバラバラになってもちゃんと食べる。
だからぼくが6~7カン食べた頃、やっと1カンを食べ終わる。
「ねえ、すし屋に来る時は、マイナイフとフォークを持ってくるといいよ」
ついジリジリしては、こんな悪態を口にしてしまう。
・・・しかし彼女は「でも、これがいいのよ」
・・・と、せっせとイカのネタをはずしては、
箸で切り分けているのだ。

これを何度か見ているうちに多少の影響を受け、
食事に時間をかける意識を持ち出した。
むっ音譜
すると不思議だ・・・
多くの食べものには、
最初は臭覚に刺激を与え、
口に入れた時の刺激、音譜
数回噛んだ時の刺激、音譜音譜
よく噛み砕いた時の刺激・・・・音譜音譜ラブラブ

その後は、いわゆる喉ごしと、
食道を下っていく時の満足感である。
ラブラブラブラブ!音譜
この味の三段跳びともいえる醍醐味を
味わえることに気付いたのであった。
なんと言うことだ・・・ビックリマーク

もっと早く気付いていれば、
わが人生、どれほどバラエティに富んでいか計り知れない。
また噛んだ分だけ長生きできるというのもうなづける。

味覚のレベルを向上させると、
人生の幅が拡がるのは確かだ。

味覚は人生そのものかもしれない。
人生は走り幅跳びではない。
ホップステップジャンプの三段跳びだ。
みなさん・・・味覚のレベルを上げると、
今まで見えない何かかが見えてくる。目
これは視覚を通してではなく
・・・味覚の性能を高めることから生まれるものらしい。

・・・ということで、ぼくは精いっぱいゆっくり食べて、
残る人生を楽しみたいと考えているのであります。
ラブラブ!割り箸いただきま~す!!