バッグにはデジカメをいつも入れておくのに、
肝心な時に撮り忘れた・・・
ある中華料理屋に入ってチャ-シュー麺と餃子、角煮を頼んだ。
しばらくすると、
「お待たせしました。チャーシュー麺と餃子、こちらは角煮になります」
・・・と、持って来てくれたが、
「角煮」といって置かれたのがチャーシュウだ。
「え、これ…何?」
「チャーシューです」
「さっき、コレ、角煮になりますって言わなかった?」
「いえ、チャーシュウーです」
「だからさ・・・僕が頼んだのは角煮だよ。今はチャーシューだが、そのうち角煮になるってこと?」
「コレ、チャーシューです。角煮になるんですか、これ?」
「君が言ったんだろう、角煮になりますって」
「あ、すみません。間違えました」
「何が?!」
・・・コレには答えずに、皿を持って下がった。
チンプンカンプンとはこれだ。
最近は、中国人のアルバイトさんが、
慣れない日本語で挨拶をする言葉に出会うが、
慣れるまで仕方ないと思う。
・・・同時に、お客様のを目の前にして仕事をさせる人は、
もっと気を使うべきではないのか・・・
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」
或いは、「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」
客商売でなくても、日常的な挨拶だ。
ろれつが回らないような言い回しをさせて、
お客様を前で働かせること自体、
働く彼等が可哀想である。
使用者(オーナー)さん、
必要なレクチャーをする義務がありはしませんか?
顧客満足を考えない客商売なんてないはずだから・・・
ファーストフードなどで、
「いらっしゃいませ、こんにちは」
という挨拶が一般的になっているが、
「はい、こんにちは」
・・・と返事をしたら複雑な表情で、
「・・・はい」
と言われたことがある。
そもそも
「いらっしゃい」 は定番の挨拶で、
「こんにちは」
は相手の返事を誘発する掛け言葉として始まった挨拶だと聞いたような気がする。
つまり一方的な「いらっしゃいませ」という声かけから、
「こんにちは!」は相手にコミュニケーションを求めることばなのだ。
それが、いつの間にか「いらっしゃいませ、こんにちは」の投げかけだけになっている。
さっきの男が皿を持って来た。
「済みませんでした。角煮になります」
面倒くさいと思ったが、
「これはもう角煮じゃないの?」
「はい。角煮になります。済みませんでした」
・・・・もう何も言う気がなくなった。