クチコミネタ:KY(空気読み)力テスト
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「奴は空気を読めない!」

・・・と怒っていたK。
後輩の、これもイニシャルにすると、たまたまKになるのでLにしておくが、
20才は年下のLが、Kにとって腹に据えかねることをしたらしいのだ。
(Kの顔色が変わるほどのことを仕出かしたらしい)

「おれが先輩だからというんじゃないよ」
・・・こんなことを口にするのは、たいてい「自分が先輩なのに」
という思いが、何処かにあるということを意味している。

つまり(先輩である自分に対する)Lの口の利きようがゾンザイだというのだ。
「すみませんが・・・の一言くらい言えばいいだろう」
話を聞いてみると、Kが問題にするほどの内容ではない。

Kが最初に口にした、”自分が先輩だ”という前提を外しさえすれば
問題にもならないことじゃないのか・・・?
Kを怒らせた内容はこういうことだ。
5~6人一緒の楽屋で、
出演用の衣裳をかけるハンガーがあるが、
Lは着替えなければならない衣裳を、
端から順番に吊るしておいたらしい。
そこに、Kが無造作に私物の衣裳を割り込ませたのだ。

それを見ていたLは、
「駄目駄目、そこにかけちゃ!」
・・・と、怒鳴りつけたというのだ。

主役クラスでもある彼は、化粧をしながら集中している時だったようだ。

・・・となると、楽屋の空気を読めないのはKではなかったのか、
ということにもなりかねない。
口の利き方や、先輩後輩という立場を考えれば、
Lも空気を読めなかったと言えなくもない。
だが、この程度のことはいくらでもある。
この程度のことで目くじらを立てていたら、
世の中摩擦だらけになる。

・・・と言って、見逃しておけば、角が立ったりするかもしれない。
が、せいぜいそんなものだ。
大声を上げて非難し合うようなものでもないと思う。
「空気を読めない」も頭文字をとって、
KYというそうであるが・・・・
僕は、

「勝手な野郎」を指して KY にした方がピッタリ来ないか・・・、と思う。
今日の政界を見るにつけ感じるのは、
「空気を読めない」 程度のズレではない。
・・・勝手な野郎たちでしょうが・・・!





ここで、もうひとつ・・・だけ。
他人をこき下ろしたり、悪口を先に言う奴の言葉には注意が必要だ・・・ということ。
たいていは、自分を徹底分析すれば、
他人の至らなさや嫌な所が、
自分の何処にも宿っていないなんて言い切れるものではないように思うのだ。
人の振り見て、我が振り直せ・・・
古臭い諺だが・・・、コレ、噛み締めていいかも・・・
「あいつは、KYだ」
なとという奴ほどKYじゃないの?
