殺しの報道が多すぎると思いませんか。
人間は何処へ行くのだろう・・・
そんな思いに襲われます。
母親が子を宿した時、
この子に殺される…などと思うだろうか。
迷彩服を着て銃を持ち、人殺しをする英雄にしたい…と思うだろうか。
苛めを受けて自殺する子だ…などと思うだろうか。
人は、
人を殺すためにも、
殺されるためにも生まれてこない。
多くの人とともに、幸せを探すために生まれてくるのではないのだろうか。
よく生きるために生まれてくるのではないだろうか。
日に一件の殺人事件報道では少ないようになってきた。
「・・・えッ?」
・・・と、息を呑む殺人事件の報道だったが、
「あゝ、またか・・・」
に変わり、
「・・・」
右から左へ聞き流すようになる。
こわい世の中になってきた。
せめて、事件の報道に接した時、
「どうすれば、このようなことがなくなるだろうか」
まで行かなくてもいい・・・
「何故?」
くらいの反応は、自らの中に残しておきたいと思う。