♪はァるの 小川は さらさら いくよ・・・
だと思っていたが、違うといわれました。
「いくよ」ではなく、「流る」だというのです。
どうやら、僕の覚えている歌詞は、
新しく書き変えられたものらしいことが分りました。
オリジナルの歌詞は・・・
春の小川は
さらさら流る
岸のすみれや
れんげの花に
においめでたく
色うつくしく
咲けよ咲けよと
囁くごとく
・・・なるほどと思いますね。
これは味わいがあります。
ところで、「春の小川」って、何処にあるのか…と思いましたら、
「そりゃァ、何処にでもあるよ」
・・・という声が聞こえてきそうですが、
実は、東京のど真ん中、渋谷の宇田川…といえば、NHK近辺ですが、
小田急線の代々木上原駅辺りを流れている川を歌ったものだったのですね。
今では勿論、その面影はありません。
春の小川って、渋谷川へ合流する川でした。
明治神宮一帯の裏手に流れる川でしょうか・・・
今度、しっかりと探索してみようと思います。
渋谷川も、渋谷駅付近を通り、広尾を抜けて、麻布十番前を流れ下り、
一の橋から・・・あれッ、何処へ行き着いているのか、
これも今度は、地図上の調査ではなく、
我が愛車(簡易二輪人力車=いちめいチャリ)で、
踏破しようと考えています。
一方、渋谷川の支流が、千駄ヶ谷から神宮前を流れていましたが、
今では、そのほとんどが暗渠になり、若者の行き交う、
ウラハラ(裏原宿)に変貌しているのですね。
変遷激しい東京の街並みを考えると、
「えッ、アレ・・・なくなったの?」
「えッ、こんなビルなかったのに!」
しばしば、このような会話を耳にするように、
めまぐるしい変化の中にあるようです。
寂しいような、でも、当たり前のような・・・気もしますが、
落ち着きのない街であることだけは確かなようです。
江戸時代の「春の小川」には水車もあったらしい。