番外137.柏は港だった。 | 常陸国ふしぎ探検隊-それは天津甕星から始まった

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全国にはたくさんの柏のつく地名がある。

柏、柏崎、柏原、柏野。

漢字を変えれば、橿原、梶原、樫原なども含まれるだろう。

新潟県柏崎の地名の由来を見れば以下の如しだ、、



茨城県石岡市柏原の由来は、


いずれも柏の木にちなんだものになっている。

柏という文字が付いているから、柏という木を結びつけて由来にしてしまったのではないかとわたしには思われた。

柏の木は、育っても15mだ。

海からの目印には低すぎるだろう。


柏の木には神が宿るらしいし、神社の参拝で拍手をすることを柏手を打つというから、縁起の良い由来を、江戸時代の時に誰かが創作したのではないか。


結論から書くと、柏とは河岸場(カシバ)の転訛だ。

港である。津である。

まずは茨城県の柏のつく地名をピックアップして、地形を見てみよう。

1.常陸大宮市長倉の柏崎

那珂川沿岸の河岸になりそうだ。

長倉は江戸時代には河岸があった。


2.守谷市大柏新田。


3.笠間市柏井


4.鉾田市柏熊


5.稲敷市柏木


6.牛久市柏田


7.鹿島市梶山


そうだ、そういえば、鹿島も港だった。

カシマとカシワ!

訛りの範囲に違いない😂



全国で柏のつく地名は、柏崎を筆頭にたくさんある。

千葉県柏市


新潟県柏崎市


写真の添付が15枚しかできないので割愛するが、読者の皆様の地元にもあると思われるので、各自確認してみてね。

感覚的には、柏のつく地名は東日本により多く見られるようだ。


動画はこちらを。