翌朝、今回は朝食付きプランだったので、もったいないから食べないとね。
ということで、1階にあるレストランへ。
これが結構充実しておりました
このホテル、機会があればまた利用したいかも・・・。
朝食を終え、支度をしてホテルを出発。
9時過ぎの電車に乗るために、駅へ。
切符を買いホームへ行くと、盲導犬を連れたご婦人が。
子供が恐る恐る触ってました
実は前日、街中で盲導犬を連れている男性を見かけました。
これがスイスに来て初めてみる盲導犬でした。
あと、手話で会話している方たちを5~6人ほど見かけました。
障がい者の方たちの集まりでもあったのかな?
もうすぐ電車が来るというアナウンスがあり、私らが待っていた場所は1stクラスだったので、2ndクラスのところまで移動。
そして列車に乗り込み、無事に席を確保して座っていたら・・・
さっきの盲導犬を連れたご婦人が、同じ車両に入ってきた。
だいぶ離れていたのに、まさか同じ車両になるとは・・・
同じ車両に乗っていた人が、空いている席まで誘導してあげたのだが、座った場所は私らの通路挟んで向かいの席。
荷物を置いて、ハーネスを外してあげていました。
それから手探りで自分のジャケットを掛けて、荷物をごそごそと・・・
鞄から取り出したのは毛糸。
お向かいの人と話したりしながら、黙々と編み物をされていました。
しかも、物凄いスピードで・・・
途中、お手洗いに立たれたのだが、犬は置いたまま杖だけを持って行かれました。
しかし、場所が分らないのかちょっと困っている様子で、それを見ていた男性が教えてあげていました。
数分後、お手洗いから戻ってこられたのですが、自分の席を通り過ぎようと・・・
それを見ていた犬はちょっと困り顔。
ご婦人に声をかけて教えてあげている方がいたのですが、ご婦人の耳には届かず進もうとするので、旦那が慌てて腕を掴んで静止。
やっと声が届き、Uターンしたもののまたもや通り過ぎ、結局席まで案内してもらっていました。
そんな中、私はと言うと、ただ見ているだけ。
言葉ができないから。それを理由に逃げていた。
行動にでる勇気がなく、ただ茫然と見ているだけ。
言葉ができなくても、手を引くくらいはできるのに、体が動かなかった。
情けない・・・。
ご婦人は眼が見えなくても、自分一人であれこれやっているのに、私は一人では何もできない。
臆病者の私は、いつも旦那に頼りっぱなし。
いつも口だけで行動に移せない。行動力が足りないのよね。
ご婦人の姿を見ていて、涙が出てきた。