石川県で助産師をしています平井ひとみです。
今はオープンシステムとして、
私に分娩中にいてほしいという妊婦さんの依頼があれば、出産に立ち会うという形をとっています。
さて、今回は4人目さんの出産に関わらせていただきました
(感謝です)
2人目の出産から必ず携わってますが、
毎回きちんと妊娠と産後にトレーニングをしてくださるので、
出産が早いし、本人もこれって陣痛?での入院で6センチ。
今回は連絡があって、
21時30分から陣痛だ!と思ったそうなんで、そこから陣痛開始。
21時45分に私も到着して、しばらく硬そうだなぁーというところを「分娩整体」をして、
22時2分に一度、内診。
7センチだけど、柔らかくてこれは進むなぁーと思いながら、力が入っているところを緩めるようにお伝えしたら
あっという間に進んで、
22時12分に側臥位で産まれました。
一般的に何もしないで妊娠、出産を繰り返してしまうと
3人目から、子宮が下がってしまい、
7~8センチぐらいから進みが悪くなることもあります。そして促進剤を使うこともあります。
ところが
今回の4人目さんは、毎回スムーズなんです。
そのからくりは
だんだん週数が早くなり、当然赤ちゃんの体重も軽くなっているからです。
これは、
お母さんの身体がきちんとそうなるように仕組まれてます。
トレーニングをしていても
どんどん妊娠、出産を繰り返してくると、子宮が下がってくるのは当然で、
ある程度下がってくると
「これは、あかん!」と陣痛を起こして出産となります。
たとえば
3000gまでなんとか保っていた筋力が➡️2700gまでが限界にになったこと。それでもしっかり38週まで持つことができます。
トレーニングしなかったら、2300gで(35週ぐらい)でお腹がはってくると思います。
そして張り止めなどを飲んで、週数が37週になると、次は子宮が赤ちゃんを支えきれず下がりすぎて、
陣痛がなかなか来なくなる、もしくは弱くなる(微弱陣痛)現象が。。
このように、3人目からは、ちょっと大変だったという方もいるかと思います。
その方は4人目も大変になることが多いです。
言い換えれば
1人目さんの方が、子宮が下がっていないので、きちんとトレーニングをしてあげると、とても良い状態で出産をされることができます。
下がってきたら、トレーニングをするのではなく、
下がらないように、
保つことができるようにトレーニングすることが大事です!
ちなみにトレーニングといっても
むずかしいことではなくて、
ガスケアプローチをするだけです
姿勢を正しく整えて、呼吸をしながら、身体で感じる
今どこに力が入るのか?どうやったら抜けるのか?
浮遊した感覚になります
そのように、自分の身体を自由に感覚トレーニングをすると、
7センチの内診で、「力が入ってるよ」と、どこに力が入っているのかだけを伝えると、きちんと力を抜いて
あっという間に産まれます!
自分の身体を操れるようにぜひトレーニングしてほしいです
おめでとうございます