昨日の離婚切り出し話の前に、私たち夫婦の事情を少しお話したい。

 

私たち家族がいわゆるステップファミリーという事は、前回記事でもお話したとおり。

 

 

前の離婚によりシンママになった私は、派遣社員で事務員として働きはじめた。

結婚前は様々な職を経験してきていたが、事務職の経験がなかったので

なけなしのお金でPCを買って勉強した。その時の私はエクセルすら使えなかったのだ。

当時姉からは、エクセルができないなんで字が書けないのと一緒!と言われたガーン

 

その派遣先で出会ったのが奴。

離婚後、再婚なんてちっとも考えていなかったのだが、まぁホレタハレタで

縁があったのか結婚することになった。


結婚話の少し前に、派遣先の上司から「正社員にならないか?」と言われた。

小さい子供達を抱えていた私。

正社員という安定した地位を手に入れることを何よりも望んでいた。

しかし、奴と結婚することになったと告げると

「夫婦で同じ職場は無理」(私は管理部門だったので色々な情報を握っているからという理由)

と言われ、まさかの職を失うことになった。

 

とてもショックだった。数年間、正社員になりたくて必死だったから。

奴と恋愛していたくせにと言われてしまえば、それまでだが、仕事は別だ。

(PC操作も出来ないゼロどころかマイナススタートのなか、情報処理の国家資格も取得した)

 

そこからは、派遣社員やたまに正社員など、職を転々としてきた。

奴という大黒柱がいてくれたお陰ではある。

とはいえ、常に心は焦っていた。いつまでもフーテンのトラさんではダメだ。

正社員として生涯働ける場所を探し求めていた。

 

それが今の職場。

やっと自分の居場所を見つけた。面接の際に「ここで骨を埋めるつもりです!」と言いきった。

子供達もだいぶ大きくなっていたし、業務や環境が私にフィットしたのか

どんどん仕事にのめり込んでいった。残業が月に90時間いったときもあったが

(誤解を生みそうだが、決して残業自慢ではない)それでも夢中になっていたので苦には感じなかった。

 

勤務先は、大企業(1000人以上という意味で)の子会社。

社員数は100名程度だが、数名しかいない管理職のうちの一人にもなれた。

中小なので管理職といっても給料は多くはなかったが

高卒(女性)の私にしては十分稼げるようになったと思う。

このまま定年まで働きつづけるつもりでいた。

 

ところが。

直属の上司から暴言を繰り返されて、ついに博打に出てしまったのだ。

戦える相手ではないと頭では理解していた。

玉砕も覚悟していた。・・・つもりだった。

 

10年位前か、某占いのようなもので

あんた働きたものだね。あと、すごい正直者でまっすぐ。

損得勘定ができないんだよな。

と言われたことがある。

 

まさに。私は、感情と理性のバロメーターがあるとすれば

100%感情側にブレている人間だ。

息子からは完全に振り切ってるよねーと言われたことがある

娘からは「動物に例えると猪みたい。猪突猛進だから」と言われたことがある(伊之助よりも先です)

 

ここ数年、職場ではペルソナを被り、マナーやハラスメントの研修講師までしていた私。

「ビジネスの場では・・」なんて偉そうにいっていたくせに

結局は理性を忘れ、本性むき出しでパワハラ・セクハラ上司と戦い始めてしまった。

そして・・・負けた。

 

当時一緒に戦っていた部下Aが

カウンセラーの先生からこう言われました。

「人間は、戦いの前線に3か月もいたらもたくなる。1番後にまわならいといけない」

って。piyoさんはずっと最前戦にいる。このままでは倒れしまう

と泣き出したことがあったえーん

 

むろん、私は部下Aをかばい、極力部下が傷つかないために最前線で戦っていた。

(そもそもキッカケは、クソ上司が私の大切な部下Aをクビにすると言ったことが始まり)

どんな嫌がらせをされようが耐え、時にあの手この手で攻撃をしかけた。

 

足りない頭を使い、あれこれと最善を尽くしたつもりだった。

しかし、私たちは結局職場を去ることになった。

それが先月のことだ。(今月まで有給消化中)

10か月の長い闘いだった。

 

やっと見つけた私の天職。

転職以降、神社仏閣で願うことは

「母の病気が快復すること」

「家族の健康」

そして「絶対に部長になる」だった。

欲張りすぎ!?

 

私は、完全にバーンアウトしていた。

今回の件が起きたとき、元々私がメンタルダウンをしていた理由の一つである。