以前、吹奏楽コンクール課題曲の話について書きましたが、今回は中学・高校・大学・一般バンドの指導者(指揮者)の方々に今年の課題曲をどう思ったか聞いてきました。
Q 『今年のコンクール課題曲は何番しますか?』
A1、「Ⅱかな・・・Ⅲは出来るなら(コンクールでなかったら)やってみたい気持ちはある」(私立高校顧問)
回答方法に多少の差異はありましたが、話を聞いた大半の指導者の方々はこう考えるみたいですね。
その理由として『オーケストレーションが非常に良い』との事、つまり、音楽としての完成度はⅢが一番高いと考えている方が多いようです。
A2、「Ⅱしか考えられない」(公立中学顧問)
Ⅱしか選択肢が無いと答えた方々の意見としては「単純に他は難しい」や「自由曲の時間を考えると短めのこれになった」といったものでした。
理由はそれぞれの学校や団体の事情があると思いますが、結果的に今年はほとんどの団体が課題曲『Ⅱ』を選んでくると思われる結果となりました。
Q、『Ⅰを選ばなかった理由は?』
A、「Ⅰは単純にソロ回しってイメージかな?・・・少数精鋭で大編成に挑んでくる学校ならわざと選んでくる気持ちはわかるな」(大学吹奏楽指揮者)
中高生の場合、100人規模の団体より30人強の団体の方が個々の技量が高い場合があります、何故なら、一人一パートになると自分が吹かなきゃ他に助けてくれる人がいないので、嫌でも上手くなる原理です。
ただこの曲は、各パートにスタープレイヤーが一人ずつ揃っているとこからすれば強みになりますが、そうでないとこからすれば別にわざわざ選ぶメリットが無い気がする。
Q、『Ⅳを選ばなかった理由は?』
A、「特に学生だけどアマチュアで音楽やってる人間が一番ハマりそうな罠が多い曲だね、罠の多さって意味では課題曲に向いてると思うけど」(一般団体指揮者)
これは確かに管理人も同意。
スコアを読んでて思ったけど、スラー・テヌート・スタッカートの吹分けや、詰まりそうになる16分音符の並びだったり、確かにコンクールの講評に速攻で書かれそうな罠が多いと思った。
確かに・・・そう考えると、わざわざ選ばなくても・・・と思うところはありますね。
Q、『Ⅴを選ばなかった理由は?』
A、「Ⅴが出来るならⅢ選んでるよw」(中学以上全員)
ごもっともm(__)m
ここからは少数派だった方々の意見を書いてみようと思います。
Q、『Ⅱを選ばなかった理由は?』
A、「単純なマーチに飽きた」、「諸事情により自由曲が簡単なので課題曲は難しいのする」、「どの課題曲もしっくりこない」
どれもある意味納得できて面白いw
この結果からわかるように、多分今年のコンクールでは大量の課題曲『Ⅱ』に少数のその他課題曲・・・と言う構図が見えて来そうですが、結局のところ課題曲は、常識的にこれを選ぶではなく、その団体の事情を考えて選ぶことが重要だなと改めて感じました。






