「FNSうたの夏まつり2014」、2014年8月13日に国立代々木競技場第一体育館からフジテレビ系列で放送されました。この番組はコラボレーションが主体になっている番組で、様々なジャンルの出演アーティストが一緒に歌ったり演奏する歌番組ですね。今回取り上げさせていただくのは水樹奈々さんとデーモン閣下のコラボ曲である「DESIRE -情熱-」です。
「DESIRE -情熱-」、作詞 - 阿木燿子さん / 作曲 - 鈴木キサブローさん 。編曲なんですが、当日の演奏は武部聡志さんと演奏：武部聡志音楽団とあるので、武部聡志さんがバンドアレンジされたんだと思います。この日演奏されたバージョンは原曲のキーなんですけど、聴いてみるとこの曲は音域がかなり低いところまであるんですね。Bメロが一番低くてF#までありました。ちなみに高い所はサビでAですね。今回コラボレーションされたバージョンを聴いてみるとデーモン閣下は上でハモってますね。
こちらは中森明菜さんによるオリジナルバージョン。編曲は椎名和夫さん。中森明菜さんの歌を聴いていると、そんなに低いようには聴こえないんですよね。その方にそれぞれ合ったキーというものがあるということなんでしょうね。サウンド的な話をすると、サビのタムなどに掛かっているエコーなんですけど、これはゲートリバーブというエコーの処理方法ですね。一般的なエコーは響きが徐々に減衰していくんですけど、ゲートリバーブはエコーにゲートを掛けてスパッと切るんですね。「どーーーん」って鳴るところを「どー（OFF）」って切ることで音的にインパクトを出すっていう。ゲートリバーブって今また使ってみると面白いかもしれないですね。