ライブビューイング行ってきました。

森崎さんのブロマイドもらったよ。

 

 

LOOSERを再構築して映像化したってことで、3月にネット配信されてましたが、よくわからないしPCじゃ画面小さいし、そのうち円盤になるなら今見なくてもいいか〜とスルーしてました。

今回ライブビューイングという形で劇場公開&メンバーの舞台挨拶付き、てことで大きな画面で見ることができたわけです。

正直、LOOSER 2022って何? でした。LOOSERを再演してそれを撮影するだけかと思ってました。だとしたらDVD見れば良いだけだしね。

始まって、あれ? そんな展開? LOOSERってこんな話だったっけ? と思いつつも引き込まれていきまして、結果大変面白かったです!

 

48歳の売れない役者・佐藤重幸が幕末にタイムスリップ、かと思いきや、どう見ても撮影スタジオのセットの中。出てくる人々は新撰組やら長州藩やらキャラは変わるけど演じるのはシゲちゃん以外の4人だけ。その他にも大勢の人がいるってテイだけど、その人たちはシゲには見えない。そして大勢の黒子が場面転換をしていて、同じセットでも看板や暖簾を架け替えて違う家にしたり、全てがそのスタジオの中で進められていくわけです。

私たちはシゲちゃん目線で見てるので、セットの作りとか、場面転換とかも丸見え。

「タイムスリップしてきた幕末時代」という設定で話が進んでいるかと思いきや、シゲちゃん以外の4人はその時代の人たちなわけで、真剣そのもの。そのうちシゲも「マジで幕末だ」と思い知るわけです。

この手法、斬新。そして素晴らしい。一つのスタジオで物語が進められるし、かつ舞台同様「セット」として表現していて、映像なんだけど舞台のようでもあるし、なんか不思議な感覚でした。

 

他の4人が一人で何役もこなすんですけど、これがまた面白かったです。以前見たヤスケンのお芝居思い出したわ。

 

森崎さんは近藤勇と宮部鼎蔵。舞台挨拶で「前髪の分け方が違う」て言ってたけど、気づかなかった。森崎さんは7役こなしていたそうです。

ヤスケンは芹沢鴨で、鴨の妾もヤスケンでした。殺された古高俊太郎のお芝居も素敵。安田汁が出まくってました。NACSの芝居は何をしても安田さんが主役になってしまうのよねぇ。

主役はシゲちゃんなんだけど、やっぱ安田さんと洋ちゃんには華があって、目が行ってしまいますね。

音尾さんは沖田総司と桂小五郎で、どちらも良い人でした。なんか途中で安田さんにも負けないくらいのすごい汁が出てましたね。

洋ちゃんの土方歳三=坂本龍馬も、さすがでした。しかも舞台とは違いはるか未来からやってきた未来人という設定。彼の暮らす未来では人々はガスマスクをつけて生活しているそうで(シゲが「ナウシカじゃん」て言うんじゃないかと期待してたけど言わなかったわ)そんな今を変えるために過去に戻って歴史を変えようとしてました。龍馬は死なず日本を軍事国家の大帝国にすれば、未来の人々の生活は安定すると考えてましたよ。なんて恐ろしい!

なんでしょう、今の世界情勢を見越してのテーマじゃないですか!

シゲちゃんは芝居同様、山南啓介と吉田稔麿になり、なんとか洋ちゃんの野望を阻止しようと頑張ります。
 

シゲちゃんは土方の野望を阻止して現代に戻り、また役者の道を進むことを決意しました。これで終わりかと思いきや。実はタイムパトロールの二人が「歴史を変えようとする人物を見つけ、歴史を修正する人物をその時代に送り込む」と言うことをしていて、かつその二人は舞台の大道具小道具さんだ、てことが分かるんですねぇ。なるほど、二人がその時代のセットを作っていてシゲにはセットに見えていたのか、となり「おお〜!」となりましたよ。

 

これは面白かった!

あと4回、舞台挨拶付きのライブビューイングをやるそうです。

私は行く予定はないけど、円盤出たら買います。