LOOSER 失い続けてしまうアルバム [DVD]/TEAM-NACS,森崎博之,安田顕
¥4,179
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これは2003年の本公演…かな?
ちょんまげのない時代劇…とか言われていた記憶があります。
初めて東京公演をした作品で、めっちゃ緊張していたそうですね。もちろん私は見に行っていないので、DVDでしか見たことがないんですけどね。

さて、物語は現代。シゲちゃんが怪しい人物から怪しい薬をもらって時を遡り、新撰組の一員になる。というお話ですね。後世に伝えられている新撰組とは全く違う新撰組の面々が居る。彼らはこの時代で命かけて自分の大儀のために戦っている。それに比べて今の自分はどうなんだ?! と、悩む。てな感じのお話です。

史実そのままではないですけど、史実に基づきアレンジ加えた新撰組像…て感じなんですかね。元々新撰組には興味がなく…それに、森崎さんも副音声で言っていたけど、新撰組ってそんなに良い人たちだったわけでもないんでしょう? 彼らに敵対する人たちからしたら、単なる人斬り集団でしかなったわけだし。それが今では人気者だし。そこらあたりがまたよく分からない…。
でも、「坂本龍馬は実は1人ではなかった」て言う部分は、「すごい」と思いましたね。その発想が素晴らしい。

聖徳太子しかり、日本の歴史は常に勝ち残った者が記してきたわけで、負けた者の方が正しかったとしても、歴史上の敗者はいつでも悪者であるわけです。
それを考えると、もてはやされている坂本龍馬だって、実は悪党だったかも知れないわけだし、もしかしたら森崎さんが仮定するように、色々な人が坂本龍馬という男を作り上げたいのかも知れない。安彦さんが描いたイエスみたいにさ。凡人だけど神の子どもで救世主だと思わせるために、周りが協力していたのかもしれないし。
ていうね。

何が言いたいのかわからなくなってきたけど。
新撰組のメンバーっても、そう名前も知らないんですけど、そんな何も知らない私でも楽しめました。特に近年「美男子」として描かれている沖田総司が実はヒラメ顔だった(笑)とかね。でも、このヒラメ顔ってのは、目が顔の中心に寄ってる(渡辺美里みたいなかんじか?)らしいです。演じた音尾さんとは真逆ですね。


これのリメイク版LOOSER6をこないだ見に行きました。主役が30歳のシゲちゃんでなくて、森崎さんで40歳の子持ちでリストラされて無職の父親になってました。ナックスじゃない人たちとやってたので、メンバーの顔の区別がつくか不安でしたけど、始まってみたら大丈夫でしたね。オリジナルとは違う部分もありましたけど、そこもまた楽しかったです。森崎さんの頭身のバランスがすごすぎて、改めて笑ったり。

他の作品に比べたらあんまり見ることはないですけど(ナックスの昔の作品見ていると、早口すぎてわけかわらないんですよね~。それに比べたらまだマシだけど、まだチョット早口な部分が多いから分かりにくい)それなりに面白いと思います。