ブラジル旅行記7 | 音温(ネオン)ビーム☆

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Jazzyな未知の世界に挑む波瀾万丈ライフ♪ 

なんか知らない間にこのブログに新機能がついていてびっくりだ。 でもそろそろ横断記の続きでも書くかな~とせっせと書いた記事が変なキーを一瞬触ったせいで一気に消えてしまった。 また書き直す気力もないので断念。 ごめんなさい。
というわけで気分を取り直して、久々にブラジルでの出来事でも書こう。

サンパウロから戻ってくると、バスステーションにはOlgaおばさんが私を迎えに来てくれていた。スーパーアクティブな彼女は私の帰りを心待ちしていてくれた様子で、早速明日のオファーをしてきてくれた。 なんと映画を観に行こう!との事だ。 いや~さすがにポルトガル語での映画はムリムリ!と言うと、「大丈夫♪今週はリオのダウンタウンの映画館のひとつで、日本映画特集をやっているから! 私も日本映画は見た事ないし楽しみなのよ♪」と無邪気に言っていた。 Olgaがその映画のパンフレットを持っていて見せてもらうと、どうやら鈴木清順監督の映画特集のようだ。 彼の作品は海外でとても高い評価を得ているという話は聞くが、私も今まで見る機会がなかったので楽しみだった。 一体どんな映画なのだろう。。。

映画

舞台は昭和の古き良き時代で、やくざ映画のようだった。 そして主役はこれまた稀に見るイケメンである。 いつの時代も変わらず女性が惹かれやすい=「男前でちょっと影がある感じの危険な香りがする男」風の役柄である。 一見、石原裕次郎っぽいのだが違う。一体誰だ!?とパンフレットに目をやると、若き日の「宍戸錠」であった。 いや~まさに当たり役といった感じの男前ぶりだ。 今の宍戸錠しか知らない私には別人というか新鮮であった。 そして共演の女優さん(名前は忘れた)は、本当に美しかった。 昔の女優さんというのは、今の女優さんにはない独特の気品と美しさがある気がする。

ストーリーは、、、というと、実はよく解らなかった。 う~ん確か、、、宍戸錠扮する男が昔、警察官で、やくざに殺された同僚の復讐をする為に悪に扮しやくざに潜り込み、駆け引きをし、そんな影のある謎の男に女達が惚れ、、、そして、、、なんだっけ? なんとも良く理解できない内容なのだが、やくざ映画お約束のエロいシーンやえぐい表現がたくさんあり、果たしてブラジル人の観客はどんなリアクションをしているのか興味あった。 見渡すと満席である。 残忍な殺しのえぐいシーンにも声さえ出さず息を飲み、皆相当えぐい表情をしている。 私もきっとかなりえぐい顔をしていたと思う。 この映画を見てブラジル人は今でも日本がこんな国だという風に思われてしまうんじゃないか? と複雑な気持ちだった。

しかしやくざとの戦いのシーンが葛飾区柴又矢切の渡し前で、私の地元とあって懐かしいようなでちょっと笑ってしまった。というのは、50年近く古い映画なのにここだけは今現在も全く風景が一緒なのである。 東京でも下町はこんなものである。 この先も下町の渋さを是非キープしてもらいたいと改めて思った。

映画が終わり、帰り際Olgaに感想を聞いてみると、「。。。。。」とひたすら苦い表情をしていた。 トホホ☆ わかりますとも。私もあれはちょっときつかったが、一瞬ブラジルにいることを忘れたというか、昭和にタイムスリップした感覚は楽しかったというか、あまり普段見ない映画の種類なのですごく新鮮である意味感動した。