入院中に一番不足すること、友人からの教え。 | 薫彦の二杯目のグラスから ~ Kyoto 編 II ~

薫彦の二杯目のグラスから ~ Kyoto 編 II ~

年年歳歳花相似たり、年年歳歳人同じからず。

日々変わりゆく季節と身の回りの備忘録日記。
シュワシュワの後の、2杯目グラスは bitter or sweet ??

入院15日目の午後、

 

田舎の川に落っこちて両足を骨折し、入院中、

などと、なかなか大ぴらに言えなくて、あまり

友人たちには、打ち明けてこなかった。

 

それでも飲み会にも忘年会にも欠席が続くと、

いったい、あいつはどうしちゃったの?という

ことに、有り難くもなってくるらしい。

 

『なんや、早よ言うて、、お見舞い行くし、、』

などという嬉しいメールもいただくものの、面会は

一週間に一度、午後2〜4時の間に15分に限る、

という厳しい病院の規則なので、わざわざ七条

くんだりまで、来ていただくのは申し訳ない。

 

『何か欲しいものはない?これ食べたいとか、

なくて困っているものとか、なんでも言うて。』

そう言われても、持ち込むものはすべて検査され、

担当主治医の許可なくては、病室まで持ち込むこと

もできないのでは、お饅頭もアイスクリームも

ドーナツも、クリームヴリュレもきっとあかん

やろうなどと思ってしまう。せめてコンビニの

ホットコーヒーくらい何とか飲みたい、と思う

けど、クリームも砂糖も、持ち込めないやろし、

 

そんな合間に、ドクターの友人から以前に言われた

アドバイスを思い出した。

長い間シングル生活が続いた頃に、不眠症になって

しまい,眠剤をもらおうかと相談したら、とにかく

誰かと一緒に暮らせと、と言われたことがあった。

 

家族療法の権威バージニア・サティア博士の

有名な言葉。

『人生を生き抜くには、1日4回のハグが必要。

心のメンテナンスには、1日8回、そして成長には

1日12回必要』

親、家族、恋人、大切な人とのハグで,交感神経と

副交感神経のバランスが良くなって、穏やかな

気持ちになれるとのこと.

 

日本にはハグの文化がないし、無理にしようと

したら、相手が女性であろうと、男性であろうと

セクシャルハラスメントと言われかねない。

 

シンガポール、ロンドンに住んでいる頃は、

ハグしてチークを当てることが自然にできていた

のに、最近してないなあ、

それより何より、外の世界の人と話しすることが

ほとんどないのが、入院生活。

 

10月に大阪で、シンガポールのホテルの同僚と

10年ぶりに再会した時に、思わずおっさん二人で

抱き合ってしまったことを思い出した。

 

山ほどのドーパミンと、オキシトシンが

出ていたかも。。。。。、

誰でもいいっていう訳ではないけれど。

 

家族療法、日本の病院でも、もっと真剣に導入

すべきかと、

ハグ面会に限り、回数増やすとか。。

整形外科には関係ない?かも知れへんけど。

何十年ぶりかでいただいた、

みかんの缶詰?昔はこれが一番

ポピュラーだった。