ゼーガペインは、もっとイケテルのじゃないか…?! | Talking with Angels 天使像と石棺仏と古典文献: 写真家、作家 岩谷薫

ゼーガペインは、もっとイケテルのじゃないか…?!

 私は、漫画を見ていると、「漫画なんて見るな!」と叱られる父に育てられたので、アニメや漫画は今も全然詳しくないのです。
 とはいえ、今、私の地方局TVで、アニメ『ゼーガペイン』の再放送を夜にやっており、その時間がちょうど私の風呂上がりの、まったりした時間と重なるので、ツイ見てしまいます。
 というか、そんなアニメは数限りなくありますが、『ゼーガペイン』は、私のチャンネルサーチで、そのドキッとする、セリフや、良い発想で、目に留まってしまった……ということです。
(普通、私は、戦隊アニメなどに興味はありませんから…)
 なので、今も、『ゼーガペイン』が何時に放送なのかも知りません。笑
 でもなぜか、たまたま、風呂上がりに出会うのです。笑 その都度、見てる…
 ただ、見る度、「この発想、スゴイナ…このシーン、スゴイナ…」と思うのです… 

 高校の授業で量子力学の授業は無いと思うのですが…このシーンを見た瞬間、「あっ!この作者、只者ではない…気付いている…」と思ったものです…

 どうしても、別次元で、戦争が行われているのは、アニメの構成上、仕方がないのかも知れませんが………
 私自身は、このアニメの発想自体は、とてもイケテいるんじゃないだろうか…と思います……
 私も、断片的にこのアニメを見て、「そうだよな…」とハッとするシーンが、何度もありました…


 『ゼーガペイン』の根本の疑問は「今、現在この世の中やアナタやアナタ達は、幻想や仮想でしょ?」という根本の問題、命題です。 これをヨガでは「マーヤ」と言います。般若心経では「色即是空 空即是色」と言います。

 この人類の根本問題を、量子論とインド哲学などで迫っているところがニクイです。
 この視点は自著『亡くなる心得』と同じです……
 インド哲学と言いましたが、Wikiを見る限り、異界の支配者がナーガというインド系の名前であることからも解ります。作者は結構、勉強しておられるかと…
 ちなみに私は、ナーガセーナに同情している。

 勿論、こんな、風呂上がり調子で、見ているので全話、現在も全体像、知りませんよ!笑
 Wikiから…

>自分たちがデータでしかないことを改めて知ったキョウは、
 は、すごくて、私なりに言うと、我々は、前世以前のカルマのデータ記憶、量子記憶でしかない…
 それを、「どうにか良く上書き保存する」のがこの世の生です。『亡くなる心得』で解説したとおり。

>幻体であっても心があり、痛みも感じる自分たちは間違いなく「生きている」ことを実感する。
 これは、自著『Talking with Angelsーコート・ダジュールの天使達ー』でも重々語ったこと。

>再び実体のある人間に戻ることを目標に戦い続けることを決意する。
 これも興味深い言葉で、そうして、多くの御仁は人間界に生まれ変わるのです…
 (勿論、勝手に生まれ変わってしまう場合もあるよ…笑 戦わなくてもいいのだが…笑)

>今を必死に生きようとするキョウ…
 これもいいね… 以上を知った上でね…

>キョウはリザレクションシステムによって悲願であった肉体を手に入れ
>一足先に肉体を得たキョウは、再びみんなと触れ合うために、リザレクションシステムの組立に精を出すのだった。

 この辺もいいねぇ…ある意味、 肉体を手に入れた=生まれ変わり です。
 「リザレクションシステム」は、私の『亡くなる心得』だったとも言えるかも……
 「肉体を手に入れた重要性」は『Talking with Angels ーコート・ダジュールの天使達ー』でも語ったこと。

 以上、『ゼーガペイン』はアニメの発想自体がとてもいいと思いました…(戦隊モノであるのは、仕方がないと思います…)
 
 今、調べると8月16日に、劇場上映もされるそうですね。

 この世もあの世も、実は仮想である事に、気づく事です…


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