三島由紀夫さんの痛いところ | Talking with Angels 天使像と石棺仏と古典文献: 写真家、作家 岩谷薫

三島由紀夫さんの痛いところ

 11月25日に書こうと思ったけど、諸々忙しく書けなかった…。も、書くのは止めようかとも思ったのですが、没後50年ってことで。
 先週、NHKスペシャルで、三島由紀夫の青年論が語られていましたね…これはそこそこ良かった。

 昨日は、NHKで『転生する三島由紀夫』だったので、どんな事が語られるのだろう!と興味津々でしたが、内容は、大したことなかったですね…

 私のブログの「三島由紀夫さんの生まれ変わり」の方が、面白いのではないか?笑。 特にこのブログのコメント欄。福岡に生まれ変わりが居るそうですゼ。笑
 近頃、私のブログのこの記事のアクセスが急上昇なので謎でしたが、「あぁ…没後50年ってことか…」と思いました。「三島由紀夫 生まれ変わり」のグーグルの1ページ目にも検出。

 三島由紀夫さんに関してはいろいろ書いているもんな…
 名前に関する、コレも良い記事だと思うんだ…笑 これも「三島由紀夫 名前」のグーグル1ページ目に出てる。

 行動に関しては、コレもいいと思うんだ…

 その他、私のブログ内検索で「三島由紀夫」で検索すると、沢山語っている。 三島由紀夫さんは、本籍地加古川市で、同じ播磨陰陽師の血を感じるからかもしれません…

 10代20代前半は夢中で読んだ作家だ。しかも小説ではなく、ほとんどが彼が書く評論。
 正直、小説は変態で、好きじゃなかった…笑
 でも彼の書く評論はいつも、光るものがありました。

 そこで、先のNHKの「三島由紀夫の青年論」に話は戻るのだけれど……

 三島さんは、その青年論の中で

 「青年はおおむねバカだ。ただそのバカな思想も、誠実に突き詰めて考え続けていると必ず、いずれ年齢を重ねていく内、自らの大切な糧になるハズだ」

 的な内容の論を語っており、これには私も至極同感しました。

 年齢を重ね、今、三島由紀夫さんを思うと、
 「アンタの思想も充分バカでイタイすぜ…」

 と思ってしまうのですが、笑、ちゃんともの事を考える姿勢、誠実に生きる姿勢、そんな事を教えてもらったのは、三島さんからのような気がします。
 「バカ」なんて表現すると、世の三島ファンから、「ナンダ!おまえ何様だ!」と怒られそうですが、あの世(あるいは生まれ変わった三島さんなら、笑)の三島さんなら、この表現は、解ってもらえると思うのですよ…。

 三島さんが心酔していた、ジョルジュ・バタイユなんて、10代や20代の、溢れる性欲の元、私も心酔しましたもの。爆
 でも、今思うと、この思想家も充分イタくて、ぶっ壊れた人です。笑

 そもそも三島さんなんて、幼少の頃から、「窓辺で、禍事(まがごと)が襲ってくるのを待っていた」ような人なんですから… 根本で壊れているのです。しかも変態。笑

 私は人を、PCで喩えますが、いくら使っているソフト(後付けの知識)が立派でも、大本のOSに問題があれば、そのPCは基本、壊れているのです…
 三島さんには、大本のOSの壊れを感じます。 使っているソフトはホント、スゴイ人ですが! 世の人はこの「ソフトのきらびやかさ」に目を奪われてしまうのです。 この人は、OSが壊れているのに…
 このOSを阿頼耶識と呼んでもいいでしょう。

 壊れた理由も、おおむね私には解りますが………(家系と戦争、時代です)

 私が若い頃は、この三島由紀夫、バタイユ、ニーチェが、思想のヒーローでしたが、正直、この3人とも、どこかしら壊れていますね…偉いのは間違いないのですが………

 彼らは、若者をとても魅了する思想なんですね…

 なので、先のNHKの三島由紀夫の青年論や、『転生する三島由紀夫』の中で若い役者さん達が、ちょっと的外れな三島由紀夫さんに関する感想を述べていましたが、三島さんの青年論的に言うと、「若者はバカで、誠実さにおいてそれでいいんじゃないか」と言うのはとても伝わりました。

 なんか、イタイ彼に、インスパイヤされた時に、(あなたがあくまで誠実である限り)芋ずる式に、思想の展開が始まるはずです。 そう思いました…
 10代20代前半の恩人ですね…

 いつか私が、若者にニーチェの『悲劇の誕生』を勧めたように。どこのブログ記事にしるしたか、調べるのがめんどうなので、リンクしませんが…

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