日本昔ばなしの恐ろしい市原悦子さん | Talking with Angels 天使像と石棺仏と古典文献: 写真家、作家 岩谷薫

日本昔ばなしの恐ろしい市原悦子さん

 前回の記事を書いたあと、市原悦子さんの魅力は、恐ろしい女にもあるんじゃないかと思い、いろいろ思い出してみた。

●『牛鬼』
この子にあげる魚をめぐんでください
●『山姫』
ホホホホホホホホホ
●『加茂湖の主』
9:40頃の女の顔がチョー怖い。
●『鬼怒沼』
この沼には近寄ってはならぬと知っていて足を踏み入れたのか?
●『茸の化』
あばの家さ遊びにいくべ!
●『日高峠の大きな手』
四さしくべると手は五倍!
●『沢女』
さむかんべ、さむかんべ、おめえさむかんべぇ…
●『対馬の赤牛』
そなたは死が恐ろしゅうないのか…
●『十六人谷』
あんたに頼めば、こんなことにならずに済むと思っていたのにぃ…
●『山伏石』
ホーホーホー
●『おらびぐら』
よい!やい!
●『女郎ぐもの話』
あぁ~~~
●『浄蓮の滝の女郎ぐも』
浄蓮の木を切ってはなりません

 並べてみて気づいたことは、自然への畏怖を忘れた文明は必ず滅びるということです。

 「浄蓮の木を切ってはなりません」
 ちゃんと昔から先人や、山の精霊達は言っているのです。
 昨年秋も、ウチの近所の貴重な森がバカな市政の為に潰されてしまいました。
 森を潰して、クダラン公園にするんだって!バカ丸出し!怒
 人間のクダラン利ばかり考えやがって…。
 この森は、フクロウやウグイス、カッコウまで生活していた森なのに!
 夜は、コノハズクの歌声が気持ち良かったのに…涙
 その他、地中や他の動植物を含めると、これで何億という生命を殺しただろうな!怒
 他の生物を尊重するハートすら無くなっています!怒!!

 森を潰すことは、結局、自分の首を絞めることにも気づかず、行政の人間は救いようがなく頭悪すぎ!怒! 死ぬほどバカだから未だに山や森を崩すことが、発展だと思っている。
『加茂湖の主』にやられればいいのに!
 ちなみに木には木霊というのがちゃんと存在します。それを語ったのが、『十六人谷』です。木霊にやられればいいのに!

 六道の内、鬼や夜叉も同居するこの人間道に居るかぎり、仕方がないか…この頃、そんな事さえ思いますよ… いずれはこんなクズ人間達と同居しない為に、精進するしかありませんね。
 人間の為に(私も含めですが)、地球が潰れてしまうのは惜しい話だ…

岩谷薫(Kaoru Iwatani)『Talking with Angels』ー天使と仏の写真家ー | Facebookページも宣伝