広峯神社に行ってきた! 陰陽道の聖地
8月12日に播磨陰陽師の事を書いて、広峯神社の事を少し書いたら、お友達から、「広峯はメッチャいいよ!」とのお勧めのメールが…。
私も、播磨陰陽師の血を意識し、広峯神社の事を知って以来、かねがね行きたいと思っていた最中でしたので、良いタイミングでメールが届き、呼ばれるように行ってきましたヨ。
広峯神社は、日本の陰陽道の祖師といわれる吉備真備によって建てられた天平時代からの神社。陰陽道の主神である泰山府君と同神といわれる牛頭天王を祀った総本宮。播磨陰陽師の中心地。
ちなみに、牛頭天王を祀った有名な神社に、京都の八坂神社がありますが、八坂神社は、貞観11年(869年)広峯神社から牛頭天王を分祀した神社なんだよ。だからこちらが本家ね。
結構デカイ、室町時代の社殿です。以前にも少し書いた嘉吉の乱で焼失したの後再建したそうです。
社殿、階段下の木枠に囲まれた場所は、11月の御柱祭(おはしらさい)で神様の降臨する場所だそうです。
凛とした良い気の場所ですよ。山が深いですしね。神社からは姫路の街が一望できます。姫路城(今、工事中)や瀬戸内海、その島々まで見えますよ。
(ちなみに、写真の電柱右横くらいが工事中の姫路城です。ワカランよね!笑)
拝殿へ向かい、二礼二拍手一礼して、右側をみると大祓人形が。大祓人形とは人の形をした半紙ね。これはよく雛人形のルーツとか言われますよね。特に流し雛の。
その大祓人形に、名前、年齢、性別を書いて、息を吹きかけて自分の穢れを移して奉納します。 8月は、なんだか穢れ多い感じだったので、良かったですヨ。笑。
本殿の裏側には、「九つの穴」。これは、九星の名前の付いたそれぞれ9個の穴に、社務所でいただいたお札に願い事を書いて、自分の九星の穴に入れて願をかけるもの。 願をかける際、穴にささやいても良いそうな。
願、かけましたよォ…。うむ、これは効きそう…。笑。写真にはイイ具合にハレーションが入って、神秘的デショ。
ひとしきり、お参りが済むと、社務所の横に、こんなカワイイやつが…
この犬小屋が笑えます!
さすが、陰陽道の聖地、犬小屋の出入り口にまで護符が貼ってあります!
「こじろうちゃん」か…。おとなしくて、めちゃめちゃカワイイです!
もう一つ、この犬と遊んでいて「さすが…」と思ったんですが、笑、こじろうちゃんは、愛想はとってもいいのですが、カメラを近づけるとレンズを絶対見ません!
それに気付いた私は、
「うむ…、こやつ、写真が魂抜き取るってことを知っておるな…! さすが広峯神社犬。おぬし、デキルナ…。」と感ジテしまいました。爆!
めざましテレビの『きょうのわんこ』にも出れそうなナイスなキャラです。笑。
広峯神社は、鳥居をくぐって、すぐに旧道と新道に2又に道が分かれていますが、健脚の方は、絶対、山路の旧道から参拝することをお勧めします。
私は初めてだったので、初め、舗装された新道を歩きましたが、帰りは写真のような旧道を歩いて帰りました。
ほとんど、室町時代か、日本の中世の道をタイムスリップで歩いているような錯覚を覚えるほど、いい道ですよ!
昔はこの道沿いに、34家もの社家があったそうですが、今は、私が見たところでは1件だけかな…。この雰囲気、ずっと残したいですね…。
鳥居の近くには、またしてもお散歩中の別の犬が…。どえらく尻尾をふって私に近寄ってくるんですヨ。笑。
業いっぱいな人間よりも、無垢な犬に好かれて、ちょっと安心しましたヨ。
絶対、やつらは、なんか見えてると思う…。苦笑。
播磨陰陽師達の聖地ですね。ちょっと故郷に帰ったような思いでした。
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