ロープの末端、アンカーカラビナへのロープ固定、コンテでの中間者結びなど、様々な場面で使われるフィギュア・エイト・オン・ア・バイト(ダブルフィギュアエイトノット )。
エイトノット単体で使われることはまずあり得なくて、「エイトノット」と一般的に呼ばれるのはこの結び方のことを指す。
強い負荷がかかっても解けにくく、締まりすぎる事も無いので解き易い。
しかし何も考えずに普通にエイトノットの手順で結ぶと、ねじれが生じて結び目を整えるのに手間取ったりする。
ねじれ、交差のない形で綺麗に作ることが求められる。
1. 二つ折りしたロープの折り返しを下向きにして、時計逆回りに折り返して輪を作る(内側のロープと外側のロープが交差しないよう平行に)。
2. 左手人差し指と親指でロープを押さえながら、裏側にロープを90度折り返す。
ロープにねじれがないエイトノットを一発で作るコツは、ここで内側のロープの輪を、外側のロープの輪の下側に入れ替えておくこと。
3. そのまま90度折り返して輪の中に入れる。
4. 4方向からしっかりと締め上げる。表から見ても裏から見てもロープが並行でねじれがないように。