ボウラインノット(もやい結び) | 奇跡の今日一日

奇跡の今日一日

山岳ガイド宮崎薫ブログ

「結びの王様」とも呼ばれるボうラインノット(もやい結び)。

ブーリンノットとも呼ばれて、その昔はエイトノットではなく、この結びがクライミングでハーネスとロープを結ぶのにも使われてたらしい。

山の世界では、王様の座はエイトノットに移った感じだけど。

大変強固な結びでありながら、強いテンションがかかった後でも解きやすい。

一方、開き方向に弱いと言う欠点があるため、クライミングで使用されることはなくなったが、素早く巻きつけられる結びとして幅広く使える。

 

輪を作って対象物に引っ掛けたり結びつけたり。



① 結び付けるものに時計回りにロープを巻きつける。

② 長い方のロープを右手で1回ねじって内側に輪を作り左手に持ち替える。長い方のロープが輪の下側になる形。

 

③ 末端側のロープを下から輪に通す。



④ さらに輪の下のロープに下側から通す。



⑤ そのまま上から最初の輪に通して締め上げる。



「下、下、下、上から穴」と覚える。 

 

ダブルオーバーハンドノットで末端処理。