雪の涸沢カールを見たい!(その1)
涸沢の紅葉を見ずして
穂高を語ることなかれ
と言いますが、
雪の涸沢カールを見ずして
穂高を語ることなかれ
とも言えるはず!と、アイゼンを握りしめ、上高地から入山することといたしました。
思い起こせば初めてアイゼンを履いて山を登ったのは今年の1月。
すっかり雪山登山にハマりましたなぁ。。。
5月3日 PM11:30 自宅出発
5月4日 AM4:30 沢渡バスターミナル到着
AM5:30 上高地バスターミナル到着
多くの登山者が出発の準備をしています。そこはかとなく漂う緊張感の中、いざ、涸沢カールに向かって出発だ!
AM5:35 夜明けの河童橋。
この静謐な空気感が大好きで、何回も上高地に通ってしまうのです。
振り返れば、焼岳が朝日を受けて輝いています。
クマ注意の看板がやたら多い・・・
春だから冬眠から目覚めて出てくるのか?
おサルさん団子が可愛い
朝の木洩れ陽の中、気持ちよく歩いていきます。
雲一つない絶好の登山日和ですな
AM7:20 徳澤到着。
GWをテン泊で楽しむ家族連れがたくさん。
AM8:50 横尾到着。
横尾で休憩していたら、アイガーのバンダナをした東南アジア系の男性がいました。アイガーといえば、インドネシアの有名なアウトドアブランドです。
アイガーのバンダナをしていたので、てっきりインドネシア人に違いない!と思い話しかけたのですが、どうも話が食い違う・・・。聞いたらフィリピン人でした。バンダナのアイガーは、インドネシアのアイガーではなく、ホンマモンのスイスのアイガーで購入したそうです。こりゃ大変失礼いたしました!笑
このフィリピンの方、横尾をベースに、一昨日は槍ヶ岳ピストン。昨日は横尾から奥穂高岳登頂し、ジャンダルム経由で岳沢から下山して横尾に戻ってきたそうです。この時期、そのコースは難易度が高すぎる!どんだけ上級者なんですか?!
聞けば、標高差6000mのウルトラマラソンに参加しているとのこと。あちゃー!プロフェッショナルな方だったのね・・・。
ま、ド素人の私たちは涸沢カールに行くだけで精一杯でございます。笑
AM9:00 横尾出発。
お約束の屏風岩さんです。こんにちは♪
AM10:00 本谷橋に到着。
ここでアイゼンを装着します。
うりゃ!アイゼン装着☆
トラバース♪
穂高岳が見えてきた!
が、楽しいと思ったのはここまででした。涸沢ヒュッテが見えてからの道のりが遠いのなんのって、歩いても歩いてもたどり着けません。
普通に登ってもそこそこきつい涸沢カールまでの道。重いアイゼンを装着し、一歩一歩、まとわりつく重い雪をかき分けながら登るので、数倍キツイ・・・涙
本日宿泊する涸沢小屋です。
涸沢小屋のテラスで祝杯!
ラーメンとモツ煮が美味い
白ワイン~
もう、達成感ハンパない!!
幸せホルモンが溢れ出てきます。
これが登山の醍醐味なんですよね
テン泊の皆様。100張くらいかな。
雪の上にテント張るってすごすぎる・・・
軟弱者のかおりポンは涸沢小屋の個室でのんびり~。
窓から絶景が見えましたヨ
(続く)