日本語教師になりました
私は、2025年12月、30年以上勤めた会社を早期退職しました。
すぐに働くつもりはなかったのですが、たまたま2026年1月17日に日本語教師・職員就職・転職支援フェアが開催されることを知り、どんな学校があるのかなぁ~と、冷やかし半分で参加しました。
まず、最近の日本語学校と日本語教師を取り巻く事情について、簡単にお話しさせてください。
日本の外国人留学生の数は、2024年に過去最多(約33.7万人)を更新しました。特に日本語学校などの日本語教育機関に在籍する学生の伸びが著しく、2024年には初めて10万人を突破しています。
日本政府は留学生40万人を目指す計画を策定しており、今後も日本語学校の必要性が増していく流れにあります。
また、日本政府は、増加する留学生に見合う質の高い教育体制を整える政策を取っており、2024年4月から、日本語教育機関認定法が施行されました。日本語学校の所管が法務省から文部科学省に変わったのです。
今までは「入管法」の枠組みで、主に留学生の「不法就労防止」や「在籍管理」に重点が置かれていたのですが、今後は文部科学省が所管となり、「教育の質」が重視されるようになったというわけです。
これにより、日本語学校は、単に施設や教員数だけでなく、教育内容、教育の質、学生の指導体制などが厳しく審査されるようになりました。
認定日本語教育機関として認定されない日本語学校は、将来的に「留学」ビザを持つ「留学生」を一切受け入れられなくなります。ですから、現在、日本語学校は、認定日本語教育機関としての基準を満たすため、必死で有資格者の日本語教師を雇用しているわけです。
このような事情から、現在、有資格者の日本語教師は、空前の売り手市場となっております。
私は5年前に日本語教師の資格を取得しました。
日本語教師・職員就職・転職支援フェアの会場で配布されたパンフレットには46校の日本語学校の求人募集が記載されていました。

会場では、それぞれの日本語学校がブースを開いています。とうてい全部周る時間はありませんから、まずはパンフレットを熟読し、どの学校の説明を聞くか吟味しました。
私は、毎週日曜日、ボランティアで、ベトナム人とインドネシア人の技能実習生に日本語を教えています。そんなことから、日本で働きたい若者の就業を支援する日本語学校で働きたいなと考えました。
でも、現実的には、大学や大学院に進学するための予備校的な日本語学校が大半を占めております(まあ、その方が学費を取りやすいですからネ)。就業支援を主目的とする日本語学校は、本当に少ないというのが現状です。
また、私はインドネシア語を勉強しているので、できればインドネシア人の学生が多い日本語学校がいいなと考えました。
これら2つの条件を満たす日本語学校は、46校中、なんと1校だけでした!
その学校のブースで説明を聞いたところ、とても良い学校だと思ったので、学校見学会に参加することにしました。
指定された日(1月23日)に学校に行ってみたら、なんと8名の見学希望者が来ていました。
うむむ。なかなか競争率の高い学校かもしれない・・・。
授業の見学をさせていただき、その斬新な授業スタイルに感銘を受けた私は、もう、この学校しかない!と強く思うようになりました。今、応募しないと就職機会を逸してしまうかも?求人募集はタイミングですから。
そこで、さっそく履歴書と職務経歴書を送付し、面接を希望したところ、無事、書類選考を通過し、2月16日に面接を受けました。
そして、なんと、2月19日、採用決定のメールをいただきました。やった!
そんな感じで、あれよあれよという間に再就職が決まってしまいました。3月に研修を受け、4月から教壇に立っています。
ホントはしばらくの間、無職を楽しみたかったのですが、第1希望の学校で働くことができ、本当にありがたいことだと思っています。
この学校で日本語教師としてのスキルを磨き、いつか、インドネシアで日本語教師をやりたいです!
夢が広がる56歳の春であった。笑
(2026年4月17日掲載)

