インタビューライターの西垣かおりです。



第1回 本屋うろうろ in 大垣書店京都本店 スペシャルゲスト:作家・堀内恭隆さん『人間関係のおかたづけ』に行ってきました!


阪急烏丸駅26番出口上がってすぐ、綺麗な本屋さんです。河原町や、京阪祇園四条からでも歩けます。



『人間関係のおかたづけ』出版に携わった、豪華ゲストによるクロストーク+オススメ本の紹介+本屋さんで好きな本をお買い物しよう!という充実のイベントです。


✅ライバー作家(著者) 堀内恭隆さん

✅プロデューサー(企画) 山本時嗣さん

✅出版社KADOKAWA編集長(編集) 尾小山友香さん



著者、企画、編集担当、営業さん、書店員が一同に揃うって、それだけですごすぎる…!

なんなら私、元図書館司書も(笑)



ちなみに、『人間関係のおかたづけ』というタイトルから、怖い本だなと想像されるかもしれないのですが、「どうでもいい人に時間を割くのを止めて、大切な人をより大切にしましょう」という、新しい切り口の本ですよ。


ただ著者さん自身、家族から悲しそうな声で「私をかたづけるの?」と言われ、物議をかもし出したそうです。



前半は、堀内恭隆さんの最新刊『人間関係のおかたづけ』が生まれたきっかけ。


商業出版だと、企画書があって~といったイメージがありますが、著者さんが知らない間に企画が進んでいたという裏話エピソードにびっくりしました。



後半は、『人間関係のおかたづけ』と一緒に読むとよいオススメ本の紹介です。


大垣書店の店長さん、KADOKAWAのマーケティング営業担当さんも選書して下さって、みなさん「これは!」という2冊について、熱く語って下さいました。



作家さんが普段読んでいる本を知る機会は中々ないですよね!著者の堀内さんが紹介された本『神時間力』は、タイトルから想像する書籍の内容とは違って、人間関係の整理に繋がっているのが面白い。


プロデューサーの山本さんが紹介された本は、初めて聞くワード「パラレルワールド」の本と、古事記の本でしたが、熱量込めて紹介されているのを聞き、日文出身の私は特に『古事記転生』を手に取ってみたくなりました。


編集長の尾小山さんは、午前の部であまりにも熱く本を紹介された結果、参加者みんな「買いたい!」となり、軒並み売り切れ続出となったそう。数秘術の本が気になったのですが、こちらも大人気で売切に。

大垣書店の店長さんがオススメの6冊は小説でした。うち2冊、読んだことがあり、私が好きな本でもあったので、残り4冊も多分私好みだから絶対読まねば…!


スペシャルゲストということで登場して下さったKADOKAWAの営業さん。秒で本好きな方だと伝わってきます。プレゼンにかける情熱が素晴らしかったです。


最後にオススメ本の選書リストはもらえますが、ぜひ会場で聞いて、心を動かされた普段手に取らない本を選んでほしいなって思いました。


オススメ本の紹介が終わったら、『ビジネス書チーム』と『小説チーム』に分かれて、店内をうろうろ開始!

棚の工夫や、ディスプレイのこだわりを教えてもらいます。

私は、小説チームについていきました。
ナビゲーターは、大垣書店の店長さん、プロデューサーの山本さん、KADOKAWAの営業さんです。

本好きによるプレゼン、全部読みたくなる~!


最後に一言感想と、選んだ本の発表です。編集尾小山さんの選書本の売れ行きのよさよ。
ちなみに私が選んだ3冊は、
・『人間関係のおかたづけ』
・KADOKAWAの営業さんが自費で購入しちゃうほど絶対にオススメだと力説された小説
・娘に角川文庫から1冊

娘に、「何で持っている本、2冊目も買うの」と言われました。売上で、著者さんたちを応援するためだよ!


ここからは思ったことを徒然と。

最近読んだ本は、気がつけば仕事に関係あるものや、自己啓発系が中心。

Kindleも気軽にサクッと読めて大好きですが、紙でゆっくり読むのも好きだし、何より小説をハードカバーで読むのが好きだったことを思い出しました。

忙しい毎日、自分の好きを置いてけぼりにしがちですが、自分を幸せにするための時間の確保は重要ですね。


また今回、事前に問い合わせて、小学生の娘を連れて行きました。

いやだって、著者さん、プロデューサーさん、編集さんが書店に集まる、キッザニアもびっくりな企画ですよ!

一冊の本に関わる人が、こんなに集まる機会、なくない!?

無理を言ったのにも関わらず、一緒にどうぞと言ってくださった、大垣書店のスタッフのみなさま、本当にありがとうございました。

一冊の本に関わる、色んな職業の人を知ることができて、娘は驚いていました。

この経験が、本がさらに好きになるきっかけの1つになればいいなぁ。



最後に、編集尾小山さんの「出版企画では、想いをみている」という言葉も印象的でした。

最近、「chatGPTなどの生成AIが登場したことで、楽にコピペでちゃちゃっと本なんて書けるよ」といった内容のTwitterの投稿を見つけて悲しくなりまして。


私が本に求めるのは、心が震える、揺さぶられる言葉たち。

出会えてよかった、もっと読みたいという、読後の満足感。

言葉1つ1つから伝わる、美しい情景を想像し世界観に浸る、そんな時間。


文章に想いがのっかっている本は、繰り返し何度も読み返すし、記憶に残るし、人に勧めたくなる。


そんな本を産み出してくださっている作り手さんたちからお話を聞けて、とっても嬉しかったです。



普段は、Amazonや楽天で購入することが多いのですが、今回紹介いただいた本は大垣書店さんで買いたいなと思うので、祇園祭のときにでもまたお買い物せねば…!


きっと第2回もあるので、本が好きな方も、普段本を読まない方も、ぜひうろうろしに行ってみて下さいね。