今回は、私が今とくに関心があるストレスと老化の関係について考えてみたいと思います。
ストレスと老化に関しては、多くの研究によってストレスが免疫系を弱めて細胞の老化を促進するということが分かっているようです。長期的なストレスを受け続けた人は免疫が低下して疾患にかかりやすくなり、身体の老化のプロセスが加速される可能性があるということです。
昨年7月に京都府立医科大のグループが「血管が老化していると新型コロナウイルスで重症化しやすくなる仕組みを解明した」と発表し、報道もされました。→記事はこちら
糖尿病や高血圧、肥満、動脈硬化などの基礎疾患があると重症化しやすいというのは第一波のころから言われていましたが、血管老化で800倍も感染しやすくなるというのはけっこう驚きました。この血管老化というのは通常の加齢だけでなく、実際はそんなに高齢でない場合でも起こっているようですが、血管が老化しているのかどうか気付くのはなかなか難しいように思います。
そういう場合には、自分の見た目年齢が実年齢を上回ってしまっていないかも判断材料の1つにできるのではないかと思います。
ストレスと肌の老化に関する研究は多数あって、ストレスが皮膚の老化に悪影響を与えることが示唆されています。具体的な影響としては、炎症反応や免疫機能の低下、透過バリアの損傷、細胞老化の促進などが挙げられています。
いろいろと調べてみると老化は加齢だけでなく、長期的なストレス→長期的なコルチゾール分泌→体内と見た目の老化という繋がりも1つあるのかなと思われますので、見た目に急に老いが現れた場合には、体内も同様に老化していると考えた方がよさそうです。
また、ストレスホルモンであるコルチゾールと肌の老化についての研究も多数あり、コルチゾールが皮膚の老化に悪影響を与えることが示唆されています。具体的な影響としては、長期的、継続的なストレスが過剰なコルチゾールを分泌させ、肌のバリア機能を低下させたり、肌の若々しさの質感を担うタンパク質であるコラーゲンとエラスチンの損失を加速するとされています。これにより、肌のしわやたるみが早まる可能性があるようです。
アンチエイジングに意識が向いている人なら、肌の老化と言えば紫外線の影響は今は誰もが知っていると思いますが、そういった環境からのストレス、または肉体疲労などによる身体的なストレスだけでなく、精神的なストレスによって分泌されるコルチゾールも長期にわたると肌をダイレクトに老化させるのだと知って、歳を重ねるにしたがって同じ年齢でも見た目にずいぶんと差が出ることにも納得ができた感じです。
アンチエイジングの効果を謳った化粧品は多数ありますし、もちろん私もそういった商品を使っていたりもしますが、それ以前にできることとしてストレス対策をしっかりすることが重要なんだなということを再確認しました。
次回の記事では、肥満や老化にも関係が大きそうなストレスやコルチゾールの悪影響を軽減するための方法について考えてみたいと思います。
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