前回まで3回にわたって気分に影響する3種類の脳内物質、セロトニン、オキシトシン、およびドーパミンの主にポジティブな影響や日常生活においての増やし方などを考えてみました。今回の記事では最後のまとめとして、これらの脳内物質が過剰に分泌された場合の悪影響についてまとめておきたいと思います。
セロトニン、オキシトシン、ドーパミンは、過剰な量が分泌されるとネガティブな影響を引き起こす可能性があります。
セロトニン、オキシトシン、ドーパミンは、過剰な量が分泌されるとネガティブな影響を引き起こす可能性があります。
セロトニンが過剰に放出される場合:
- セロトニン再取り込み阻害薬と呼ばれる薬物を過剰に摂取した場合
- ある種の薬物乱用や過剰なアルコール摂取
- セロトニン症候群と呼ばれる希少な病気
オキシトシンが過剰に放出される場合:
- 女性は出産時や授乳中にオキシトシンが過剰に放出されることがある
- マッサージやハグなど、身体的な接触が多い場面でオキシトシンが過剰に放出されることがある
- 一部の薬物がオキシトシンの放出を促進することがある
ドーパミンが過剰に放出される場合:
- 薬物乱用やアルコール乱用によるドーパミンの過剰放出
- 興奮状態やストレスなど、感情的な刺激がある場面でドーパミンが過剰に放出されることがある(依存症など)
1)適度な運動を行う:運動は神経伝達物質のバランスを維持するために役立ちます。運動によってドーパミンの分泌を促進し、ストレスや不安を軽減することができます。
2)食生活を改善する:健康的な食生活を維持することで栄養不足を防ぐことができます。特に、タンパク質、ビタミンB6、マグネシウム、鉄分などがセロトニン、オキシトシン、ドーパミンの正常な分泌に必要です。
3)ストレスを軽減する:ストレスは神経伝達物質のバランスを崩すことがあります。ストレスを軽減するためには、リラックス法や深呼吸、瞑想などのテクニックを取り入れることが役立ちます。
4)睡眠を改善する:十分な睡眠をとることは神経伝達物質の正常な分泌にとって非常に重要です。睡眠不足は神経伝達物質のバランスを崩すことがあります。
5)医師の指示に従う:特定の状態や疾患の治療には、薬物療法が必要になる場合があります。医師の指示に従い、正しい用量を守ることが過剰分泌を防ぐために重要です。
これらの対策を取ることで、セロトニン、オキシトシン、ドーパミンの正常な分泌を維持することができるようです。「気分」は自分ではなかなかコントロールできないと一般的には思われているようですが、こういったことに少し気を使うことで「気分のベースを安定させる」ことはできるかもしれません。現代社会はひじょうにストレスの多い環境に生きるという形になっていますので、自分で出来ることを少しでもやってみることは想像以上に役に立つのではないかと私は思っています。
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