どうも真面目に授業が受けられないタイプで
私は隣のお友達としゃべりながら適当に手を動かしていました。
先生はだるそうで、教室の雰囲気もいまいちピリっっと感に欠けています。
もちろんその中でも熱心に、注意深く手を動かしている子もいます。
そこでいきなり先生がさっきまでと違った凛とした様子で
「はーい!ここで終了!」とみんなに声をかけます。
「ええ?もう時間切れ?あとで細かく修正しようと思ってたのに。」と私は慌てます。
でもまあ、べつにいっか と思った時に。
「は~~い、今みなさんが作っているそのお顔が
今度生まれ変わるときの顔になります。
完成度はそれぞれでしょうが、そのお顔で一生をまっとうしてきてくださいね~。」
なんじゃそれ!
そんなん最初から言うてくれんと。
ええ加減につくってしまったやないの。。。。
目も鼻も口もあとで形を整えようって思ってたのに。。。
先生やらしいわ。
作戦やったんやね。
世の中の美女美男子の割合を少なくしようとして
わざとだるそうにしてたんや。
あ~~~~あ。
はい、行ってきます、この顔で。
こうして私はだるそうに授業を受けた結果
中途半端な顔のままこの世に生をうけたのだった。
*この内容は私が2005年から2007年始めまでやっていた
楽天ブログに粘土の時間として書かせていただいていたものです。
そのころからの読者さま、覚えてくれてるかしら?
文章の書き方は違うけど、発想は同じです。
ふと思い出して書いてみました。