今年の春から 義理母の畑の隅をかりて
少しだけ家庭菜園を始めました。
ほうれん草とルッコラから始めて
今は なす、きゅうり、トマト、パプリカ
とうもろこし、枝豆 が育ってます。
土いじりなど半世紀以上生きてきて
初めての体験です。
実家では母に任せっきり、
嫁いだ家は昔ながらの商店街で
土地いっぱいに家が建ってて
庭はほとんどありません。
おかげで草抜きすらも新鮮です。
昨日、義理母に「早め早めに草を抜かないと
あっという間にジャングルになるよ」
と言われ「そんなオオゲサな…💧」
と思いましたが暇だったので草抜きを。
雨上がりなので抜きやすく
一人黙々と草を抜きながらふと
2年ほど前に見た「七人の侍」を思い出しました。
昔のお百姓さんは機械がないので全て手作業。
毎日毎日畑仕事でドロドロになり
帰ってきても今のようなシャワーもなく
水道もなく。
まして長靴もゴム手袋もないので
全身ドロドロで日々の生活に追われ。
ひとたび 戦となれば男手は駆り出され
年貢だと言っては、一生懸命育てた稲を
持っていかれ…
こんな恵まれた状況で草抜きをしながら
そんな昔に思いを馳せた初夏の日曜日。
土いじりって素晴らしいですね。
まだまだ始めたばかりだし
とりあえず育ってはいるけど 実がなるかも
分かりませんが、それもひっくるめて
なんか「地に足をつける」って こういうことなのかもしれないなと想いました。
立派に育ったセロリ。
筋だらけだけど、香りは抜群です✨
55歳になり本当に生き方が変わった気がする。
大切なもの大切なことって
どこか遠くにあるものじゃなく
あまりに当たり前すぎて気づかないくらい
身近にあるんだなぁと。
若いときは(っていうか私は)
なぜかどこか遠くに素晴らしいものはあって
それを見つけられるのは一握りの人だけ。
だから自分もその「一握りの人」に
ならなくちゃ幸せになれない…
なあんて思ってた。
でもそんなのは幻想で、そう思わされてきた
そう想うように誘導されてた
のかもしれないなと…
今となってはどっちでもいいのだけれど
もっと早くきづけたら良かったな
というのが偽らざる気持ちです。
皆さんはいかがですか?