今日はメディカルアロマテラピストとしての、アロマテラピーのお話です。
先日出勤したら、こういったポスターが貼ってありました。
なん…だと…？
イランイランも描いてありますが、今回はグレープフルーツを取り上げていきます。ダイエットと言われたら、そっちの方が皆さん関心が高いと思うので。
結構前…もう20年近く前ですかね、ラズベリーケトンが脂肪分解に効くと、日本の化粧品会社がラズベリーケトン配合のスリミング剤を発売しました。その後でしょうか、どこから始まったか忘れましたが、今度はグレープフルーツの香りがダイエットに効くということで、グレープフルーツの香りの商品を発表しました。
(ちなみに私はラズベリーの効果は習ってないのでわかりません。)
では、
グレープフルーツはダイエットに効くのか❓
結論から言うと、効きません。
何故なら、単純に脂肪溶解作用のある成分が入ってないのです。どこ見ても。
ダイエットと言って、1番期待するのはそこですよね？脂肪。脂肪溶解作用のある成分は、ラズベリーにも出てきたケトンとか、あとはまあラクトンとか、そういうものになるんですけど、残念ながらグレープフルーツにはそれらが無いんですよ…。
メディカルアロマの場合、皮膚に塗布したり場合によっては内服するなど、体に投与する事を前提にしていますが、通常日本でポピュラーなアロマテラピーは「香り」です。勿論、香りを嗅ぐことで鼻から成分を吸収し脳に届く事を考えれば、効果は0ではありませんが、やはり直接投与に比べれば低い事は想像に難くありません。匂いに敏感な方ならそこそこ効果あるかもしれませんが。
それに香りは短時間で飛びます。
では
グレープフルーツって、何に効くの❓
グレープフルーツは主な成分の効果は、鎮痛・鎮静と言ったところです。
香りが食欲抑制効果があると言われてますが、香りが効く機序については簡単に述べた通りです。
信じるか信じないかは、あなた次第‼️
ナンチャッテ
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