著書:「わたしはわたしで」(表題他短編全6作品収録)

著者:東山彰良

発行:書肆侃々(2023年第一刷)

 

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「わたしはわたしで」

 

いわゆる”勝ち組”と”負け組”のような立場となった、元同僚の女性ふたり。

 

女性は同じような立場でも

”結婚”相手によって人生のステージを変えることができるし、

もちろん親の資金力によってももともと人生のステージが違う。

 

ひとりで頑張っていた30過ぎの主人公は、

新型コロナの蔓延によって中止になった祭りひとつで、会社がつぶれた。

 

さて、どうするか。

就活では足元を見られるように犯罪まがいのセクハラをされ、それ以降は就活をしていない。

通帳の残高はどんどん減っていく。

 

そんな時、元同僚に偶然会った。

40歳過ぎの元同僚から、大学教授の婚約者と二週間北海道に旅行している間、高級住宅地に建つマンションで飼っている、ボストンテリアの”レオナルド”の世話をするアルバイトの話を持ち掛けられる。二週間で15万円。

 

 

 

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この作品のなかに、サイババの言葉がでてくる。

 

(抜粋)

サイババ曰く「幸福になるための秘訣は好きなことをすることではなく、すべきことを好きになることだ」。

さらに曰く「決心するのはあなただ、それいをいつ行うかもあなたしだいなのだ」

わたしは断固として自分がいまやるべきことを愛そうと決めた。

 

 

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こうも30歳過ぎた女性の状況や心理をわかってくれる小説に、そうそう出会えるものではない。