著書:歌集「アスパラの芽立するころ」 かりん叢書第458篇

著者:馬場あき子

発行:角川文化振興財団 2026/3/25初版

 

※馬場あき子さん(1928/1~現98歳)。歌誌「かりん」創刊(1978年)

馬場あき子さんの28番目の歌集。2017年11月~2021年11月までの作品収録。

 

2017年にご主人が亡くなられ、ひとりぐらしにもほどほどに慣れて、

何か新しいことをくらしの中に入れてみたいと思いはじめていた時、ちょうど、

知人から蝸牛が数匹入った飼育ケースをもらったという。

 

(歌集より)

よき茄子を薄切りにしてまひまひの食むを見ておりキリマンジャロ淹れて

 

 

 

***

よき茄子も

まひまひも及ばないが

朝ひととおりのことをして飲むコーヒーは格別だ

 

今朝のコーヒーは『ブラジル』。

袋の底の最後の豆なので味は苦みが広がるばかりだ。

収穫したやまももといっしょに。