「クレオパトラの夢」「ミスティ」「サマータイム」は特に絶品!

 

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1.ラヴィング・タッチ

2.朝日のごとくさわやかに

3.キスは風にのって

4.ブルース・フォー・エディス

5.クレオパトラの夢

6.ミスティ

7.サマータイム

8.ラスト・タンゴ・イン・パリ

9.レフト・アローン

 

2020/1録音

 

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蕎麦やさんで掛かっていたCD。

 

 

音がまっすぐでシンプルで篤い。

 

ベースは普通、支える後方にいるようなイメージだが、

鈴木さんのベースがあってこそのこの演奏。

 

だからといって、ピアノが引っ張られているわけではなく、

お互いが、旋律を奏で、ノリを続ける。

その間合いはたぶん山本さんだからだろう。

 

 

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「ラヴィング・タッチ」

ピアノの音が様子を見ながらこちらの心の引き出しをノックしてくる。

余白のある一音一音が鋲のように、引き出された記憶をとどめていく。

ときどきは、トレモロでその記憶を揺さぶる。

 

引き出された記憶は、その頃の感情に入り込む前に、

ベースがその一音一音をはじいていって、そして互いに軽くスイングしはじめる。

 

ピアノとベースは

お互いが相手の音に耳を傾け、いっしょに歩いたり、駆けたり、静かにひとりにしたり、距離感が心地いい。

 

心地いいのは、音と音との空間を、聴く側に開いてくれているからかもしれない。

 

 

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「レフト・アローン」を聴くころにはもう感情の蓋は開きっぱなしになっている。