この小説の主人公は、新聞記者として、政治の歴史を目の前で見て、記録し、権力につぶされたくないと思い、行動する。
ただもうすぐ定年になるような年齢で、だれしもこれくらいの年になると、体のどこかに不調がでてくるものだ。
体力をなくし、体が重い。
階段を上るのをためらう。
”階段の最初の一歩で、右の腿にぐっと力が入る。左足を踏み出せるだろうか……”
(本文より抜粋)
左足を踏み出すために、一呼吸する。
歩かないことには何も始まらない。
政治記者として、現場に居続けるためにも。
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主人公と年齢が近いせいか、一番共感した場面だった。
著者:堂場瞬一
著書:「沈黙の終わり」上・下
発行:角川春樹事務所 2021/4第一刷
