小学生の女の子とその母親の話。

あきらかに比喩的な話。

 

女の子はいつもカーテンの中の母親の影を見ていた。

母が見ている自分も、反対側からのカーテンの中の自分の影だ。

 

そしてもうひとつの影。

 

これが私の家族だった。

 

 

著書:「母影」

著者:尾崎世界観

発行:新潮社 2021年発行