国境の長いトンネルを抜けると雪国であった、定番の物語。

 

物書きの島村は三度この山里を訪れている。

 

初夏、新緑の季節。

半年後、暮れの雪の降る季節。

さらに10ヶ月後、山に銀白の萱の花が咲き乱れる季節。そして紅葉があるのに雪が降り始める。

 

雪里の景色の美しい表情(絵)

なにより、島村の男ぶり(絵)

 

漫画であるが、子ども向けではない。

半年後訪れた時、左手の人差し指を差し出す(絵)

「こいつが一番よく君を覚えていたよ」

 

 

(抜粋)

駒子の愛情 虫たちの小さな死 降り積む雪 それらすべてを 

美しい徒労と思う 自分こそが 哀れでさみしい

 

 

 

 

原作:川端康成

漫画:空木朔子

発行:ホーム社 2010年発行

発売:集英社