次女が学校に復学するようになって基本穏やかで平和に見えるような毎日だが友達関係も全てうまくいっている訳ではない。
遅刻でも白い目で見ないクラスメイト達、優しい担任で今年は本当に運が良かったけれど、中1から仲良しの部活メンバー。
このメンバーの中の2人に対して次女は少しずつモヤモヤが積もってきた。
昨年も一緒にアメリカ留学した親友はこの中の1人なのだが元々
「一人になりたくない」
と強く思う女子で
次女が不登校前は毎日2人で帰っていたが、次女が不登校になってから親友は部活仲間のもう1人と一緒に帰るようになったようだ。←このもう1人の子は中1の頃から「自分さえ良ければいいタイプ」
次女が復学してからも親友とは話はするし休日はたまに2人で遊ぶが、学校から下校する際は次女を含め3、4人で帰ったりするようになり不登校前の親密さはないように感じる。
それを次女は
「私は毎日1限から行く訳でもないし欠席しない訳でもない。
来年は学校も変わってしまう。
仕方ない結果だと思っている。
けれど復学してから
親友は自分だけが1人にならないように声をかけてくる時もあって正直
『調子が良い奴だな。』と最近思ってしまう。」
と言っていた。
自分が不登校を選んでしまったから親友にとっての1番という立ち位置を失ったと分かっている。
もし親友がまた自分にべったりになってしまったら、また前のように1人にしてしまう時が出てきてしまう・・。
だからこれは仕方ない事なんだと頭では分かっていても、その変化に心はなかなかついていかない。
先週部活から帰宅し私と長女に愚痴を漏らした次女。
「部活帰りに3人で並んで帰ってくる時に親友ともう1人の子は前から人が来ているのに2人で話続けていて、私だけ人にぶつからないように後ろに移動した。
それでも2人は気にする様子もなくずっと話続けていたから、三列横並びは人の迷惑にもなるし私はその後も1人ずっと後ろにいた。
私はいつも誰かが1人にないように配慮してるのにさ!!」
という話。女子あるあるだよねー。
私と長女も大なり小なり似たような経験があるのでそれぞれの思いを次女に伝える。
(長女)「分かるわぁ。気にするだけ無駄だよ。だって動かない子達は何も考えてないよ?
私は『ラッキー1人の時間ができた』と思うw。」←これは強すぎる笑
「ママも経験あるけれど、大人になって感じる事はする側じゃなくて良かったな。と思う。でも、ママも知らないうちにしちゃって誰かを傷付けてしまった事があるかもしれない・・。」
「そうなんだよね。
自分も知らないうちに傷つけているかもしれないし、他の2人は何も考えてないだけだと思う。
そして、自分がする側じゃなくて良かったなとも思うけれど、親友の最近の調子良さと、もう1人の子は元々『自分さえ良ければいい』という性格だから、その2人にされるとどうしても仕方ないと思えず苛立ちが出てしまう。」
と吐露していた。
私と次女の大きく違うところは
私の場合は1人にされてしまうと多分寂しさの感情だったと思う。
次女は人としても友達としても配慮が一度も出来ないのはどうなの??という怒りの感情で寂しさは皆無らしい。
中1から仲良い部活仲間が好きだった。
でも長い付き合いになり、年々配慮が欠けてきて、更に自分は不登校という窮地に立たされたような状態を経験した後に見る景色は不登校前とは全く同じ景色には見えない。
いや、ずっとその2人のいけない部分は前から分かっていたんだけど「好き」という気持ちだけで無理に蓋をしていたものが不登校を経験したら冷静に見えるようになってしまった。
見えてしまうと距離を取りたくなる。
でも自分は今年度で学校を去る身だから当たり障りなくいくのが正解なんだけど・・。
という感じらしい。
「視野が広がったからこそ見えた景色なんじゃない?」
と言うと
「もしそうなら視野が狭かった時の方が幸せだったかもしれない。
見えないふりをしていたかった。」
と言う次女が切なかった。
大人の言う成長が全て本人にとってプラスとは限らない。
母は不登校を経験した今
「穏やかにいこうよ。」とか
「喧嘩は良くないよ。」
とは言わない。
次女に考えてもらい失敗も成功も自分でしてもらう。
母は次女が家ぐらいは癒されますようにと大好物の🍊冷凍みかん🍊を大量に買いに走るだけ。