また朝から吐き気と戦いながら学校へ行った次女。
11時に私の携帯が鳴る。次女から着信。
「どうしたの?!今どこ?!」
「うーー。」
と苦しそうな泣き声。
泣き過ぎていて全然聞き取れない。
いてもたってもいられなくなり迎えに行った。
そして私の顔を見るなり、またボロボロ泣き出した次女だったが、私は無事でいてくれた事に心底ホッとした。
話を聞くと原因は音楽の先生。
音楽の先生は今年度初めましての先生。
持ち物で校歌の冊子も必要だったらしく事前に連絡がなかったためクラスの大半の生徒が忘れたらしい。
音楽の先生はその状況に苛立った様子で音楽室を周り次女の横に立ち次女の肩を持ち
「なんで持ってきてないの?!」など怒鳴り散らしたらしい。
あーぁ。
そういう先生や上司1人や2人いるよね…。
1人を吊るし上げて他の生徒達にも知らしめる?分からせる?タイプ。
次女は驚き、体は硬直し涙が止まらなくなってしまった。
優しいクラスメイト達は心配し代わる代わる次女の背中をさすり励ましてくれた。
そして
「保健室行こう!」
と保健室に連れて行ってくれ駆け付けてくれた担任に
「みんな忘れてきているのに次女ちゃんだけに怒って怒鳴り声を上げておかしい!!」
と言ってくれたようだ。
担任は
👨🏫「びっくりしたね。僕は次女さんが学校に来てくれるだけで嬉しいからね。」
と声をかけてくれたそう。
その担任やクラスメイトみんなの優しさにも更に涙が止まらなくなってしまった次女。
あまりにも涙が止まらず
もう帰るしかないな。
と判断し帰宅したい旨を伝えて帰ってきたようだ。
自宅で落ち着き笑顔が戻ったかなと思ってもショックが滲み出ている次女。
最後に一言
「頑張っても報われないなぁ。」
となんとも切なすぎる一言を残し自室に閉じこもった。
我が家の次女が病院で受けている治療は鬱病と同じような治療だ。
だから家でも兎に角、家族みんなで穏やかさを心がけていたから【怒鳴られる】事とはかけ離れた生活を送っていた。
そして何より不平等さが苦手な次女にとって、みんな忘れているのに誰か一人が怒られるのを見るのも自分一人が怒られるのも極端に嫌う。
私は朝の次女の吐き気と戦う姿を思い出し怒りと悲しみで震え体も目頭も熱くなった。
しかし起こってしまった出来事はもう元には戻らない。
これを回避する方法はなかったのかと考え、唯一見つかった答えは次女が完全に回復出来ていない事を把握していた私が学校に持ち物の確認をする事だけだった。
それに気付いた瞬間、私の責任だ。と虚しさに包まれた。
夕方担任から謝罪と心配の電話を頂いた。
担任の細やかな気遣いのお陰で復学できた次女。
担任からしたら自分の努力が一瞬で水の泡となって悔しいだろうな。
しかしまさか音楽の授業でそんな事が起こるなんて、私同様想像もつかなかっただろう。
👨🏫「情報共有出来ておらず申し訳ありません!
しかし例え情報共有できてないにしろ今回の事は、あってはならない事だと思うので音楽の教師と話し合います。」
と仰られた。
私は担任に
「いつも充分過ぎる対応をして頂きありがとうございます。
今回の事は私が持ち物の確認をすれば回避出来たことなのに私はそれを怠りました。
ですから私の責任なので音楽の先生を責める気にはなれません。」
とお伝えし謝罪し電話を終えた。
あぁ。疲れたなぁ。
次こそは誰のせいにも出来ない状態で、ちゃんと次女自身が自分の限界を把握し行けなくなるのだとばかり思っていたのに。
一番望んでない形になってしまった。
そしてやはり次の日から行けなくなってしまった次女。欠席3日目。
行き場のない苛立ちも見られる。
でも!ここからが大事。
やり直そう。
次女の心の痛みが和らぐように。
痛みが思い出になり経験になるまで何度でも。コツコツいきますかー!!