小松益喜は1904年高知生まれの洋画家。
東京美術学校西洋画科で絵を学びますが、マルクス主義に傾倒し、身体を壊して療養のため高知に帰郷。再上京する途中に義姉のいる神戸に立ち寄り、心配した義姉の説得で上京を断念、そのまま神戸に住んで絵を描きました。小磯良平と親しく交友し、小磯が結成した新制作派協会でも活躍しました。
#この時代の神戸の洋画家は小磯良平を中心に繋がりを持っていた人が多かったのかな
#画力も人柄も特別な存在だったのかもしれないですね
生誕120年を記念し、小松が魅せられた異国情緒ゆたかな神戸異人館の街並みや、ヨーロッパ写生旅行の絵、晩年に取り組んだ神戸近辺の日本家屋を描いた絵を紹介する展覧会です。
●「古風な門・古風な家」1936-37年頃
●「神戸税関前踏切」1948-49年頃
●「キエフ風景(ソフヤ寺院)」1969年
●「神戸グラッシャーニ氏邸」1970年
●「冬のスタデニック氏邸」1970年
●「若葉のモンマルトル」1973年
小松益喜は、1930年代から1995年代まで、実に60年あまり北野の異人館街を描き続けたそう。見知った異人館の建物や、いかにも北野らしい小径の絵を見るのがとても楽しかったです。
●「北野小径C」1982年
●「北野小径(青い塀)」1983年
●「北野小径」1984年頃
北野の街は神戸の山側にあり、道幅が狭く坂道だらけです。高低差のある細い小径がいかにも異人館らしい風景で素敵でした。
●「白い神戸グラッシャーニ氏邸」1983年
●「シュエケ氏邸の庭より」1985年
●「栄光教会とその周辺」1992年
たくさんの絵を見て、タイトル通り異人館の街を散歩した気分。神戸ってやっぱりいいな。解説も充実していて、とても楽しい時間でした✨
#展覧会、驚きの¥200
#ファッション美術館と提携でさらに割引😳
#とってもありがたいし嬉しいけど
#神戸市立のミュージアムは
#どこも内容が充実しているのに
#安すぎると思います💦