藤田真央さんの演奏と山田和樹さんの指揮を聴いてみたくて、コンサートへ。
指揮 山田和樹
ピアノ 藤田真央
管弦楽 モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」op.62
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 op.37(ピアノ:藤田真央)
ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14
開始前にはモンテカルロ・フィルの芸術監督を務める山田さんのプレトークもあり、和やかな雰囲気でスタート。
「コリオラン」多分、初めて聴きました。ベートーヴェンの曲ってかっちりしていながらも華やかなんだなぁ、と今更ながらに気付きました。フレームがしっかりしていてカッコいい。
続いて藤田真央さんによる「ベートーヴェン・ピアノ協奏曲 第3番」。藤田さんの演奏はTVでモーツァルトを聴いて素晴らしかったので、とても楽しみにしていました。
聴いてみて、想像以上で感激!丸く柔らかな音がきらきらと天上から降り注ぐよう✨ 甘く優しいベートーヴェンの旋律を堪能しました。
曲の最初からピアニストがリード。オーケストラも藤田さんに寄り添って、優しく美しい演奏でした。奇しくもこのホールでミュージカル「ベートーヴェン」を観たので、ベートーヴェンはどんな気持ちでこの曲を書いたのかな、なんて想像しながら心地よい旋律に身を任せました😌アンコールのブラームスもひたすら繊細。至福でした💓
休憩を挟んで、ベルリオーズ。名前は知っていたけど、意識して聴くのは初めてです。
な、なんだこの曲は。というのが初めて聴いた感想です😅
「幻想交響曲」のタイトルから淡い儚いイメージを勝手に持っていたんだけど、聴き終わってみればどちらかというと、賑やかで騒がしい原色の世界のように感じました。個人的には「狂乱」という印象。
帰ってから知ったのですが、各章に標題がついています。第三楽章「野の風景」のコール・アングレの牧歌的な旋律がとても美しかった記憶があるのですが、第四楽章「断頭台への行進」、第五楽章「魔女の夜宴の夢」の狂乱の世界に塗りつぶされる〜💦作家自身の失恋体験(ちょっとアブナイ)が投影された音楽なのだとか。
嵐のようなベルリオーズを聴いた後のアンコールはビゼーのカルメン。この安心感😂とても楽しかったです。
#ちなみに作曲家全部オールBから始まるプログラムだったみたい🤭
藤田真央さんから「パパ」と呼ばれているらしい山田和樹さん。お二人とオーケストラの間に暖かい雰囲気が溢れていて、ほっこりしました。京都公演も楽しみです。
<アンコール曲>
ブラームス:8つのピアノ小品より 第3番 間奏曲 op.76-3(ピアノ・ソロ)
ビゼー:「アルルの女」第2組曲より “ファランドール”