東京都江戸東京博物館が所蔵するコレクションから、葛飾北斎と歌川広重の代表作を紹介し、二人の「挑戦」の軌跡を辿る展覧会です。
皆さんの投稿で覚悟はしていましたが、混んでます!北斎・広重人気はすごいですね。
#この美術館で平日にこんなに混んでいるの初めて見た😵
面白いと思ったものをつらつらと✏️
●葛飾北斎「青砥藤綱模稜案 巻五」1812年
北斎が、曲亭馬琴の物語に描いた挿絵が漫画の世界で笑えました。この場面は鍾馗(中国由来の神様)が助けに現れた場面らしいんですが、登場の仕方とか雰囲気が、まるで少年漫画の世界。「召喚!」って聞こえてきそうです。オノマトペがついてたら、そのまま現代でも通用しそう。北斎52歳の絵。
●葛飾北斎「北斎漫画 六編」1817年
北斎漫画も初めて見ました。何気なく描いた風だけど、オシャレだなぁと思います。こんな柄の風呂敷があったら欲しい🤭これは、北斎57歳の作品。
●葛飾北斎「富嶽三十六景 山下白雨」1831-33年頃
有名な「冨嶽三十六景」は北斎が72歳の頃に描かれたもの。老いてますます冴えています。今回、いいなぁと思ったのは「富嶽三十六景 山下白雨」 。スタイリッシュです。
●葛飾北斎「富嶽三十六景 甲州伊沢暁」1831-33年頃
●葛飾北斎「富嶽三十六景 東都浅草本願寺」1831-33年頃
●葛飾北斎「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」1831-33年頃
●葛飾北斎「富嶽三十六景 尾州不二見原」1831-33年頃
一方、広重は北斎より37歳下で、北斎に影響を受けたと思われる点も多々あるそうです。
●歌川広重「東海道五拾三次之内 四日市 三重川」1834-36年頃
広重の旅情溢れる絵が好き。転がる傘を描いて風を表す、とか、人の佇まいを感じます。
●歌川広重「東海道五拾三次之内 吉原 左富士」1834-36年頃
●歌川広重「東海道五拾三次之内 箱根 湖水図」1834-36年頃
●歌川広重「江戸近郊八景 吾嬬杜夜雨」1837-38年
今回のお気に入り。しっとりした雰囲気が良き。
●歌川広重「花尽見立福禄寿 寿菊」1843-47年
●勝川春章「三都美人図」1787-88年
展覧会の最初に、北斎がまだ若い頃の浮世絵が紹介されており、勝川春章の「三都美人図」がとても好みでした。今後、意識して見てみようと思いました。
大阪では秋にも広重展があります。混みそうだけど、多分行っちゃうだろうなぁ☺️