I期に続きⅡ期に出かけました。
伊藤若冲の「釈迦三尊像」と「動植綵絵(国宝、複製)」に加え、「鹿苑寺大書院障壁画(重文)」五十面が一挙公開されています。
障壁画で好みだったのは、葡萄・竹・芭蕉・秋海棠。
葡萄は、枝の枯れたゴツゴツ感と、くるんと巻いている蔓の若々しさの対比が素敵。竹は真っ直ぐではないのが面白い。節ごとに曲がりながらも上へ上へと伸びる勢いを感じました。秋海棠はその控えめな様が可愛らしい。
芭蕉はカッコいいのです。
障壁画以外にもお軸や屏風が出ています。「群鶏蔬菜図押絵貼屏風」は若冲お得意の鶏を墨で描いたものですが、野菜と一緒に描かれています。しかも、ヒヨコも一緒に描かれていて可愛い。ヒヨコ、ほわほわでした🐥
円山応挙の絵も素晴らしかったです。特に印象に残ったのが「牡丹孔雀図(重文)」「朝顔図」。
●円山応挙「牡丹孔雀図」 重文
応挙の孔雀の絵はまるで宝石のよう。(実物はもっと鮮やかで華やか!) 人気が高かったのも頷けます。
朝顔は青紫のふっくらした花弁がリアルで美しい。触ってみたくなりました。
●円山応挙「大瀑布図」 重文
「大瀑布図(重文)」は、3メートル以上ある大作。お寺に滝がないと嘆いた祐常法親王が応挙に描かせたものだとか。「牡丹孔雀図(重文)」「七難七福図巻(重文)」「朝顔図」、みんなパトロンの祐常法親王が描かせたようです。彼のおかげで応挙の素晴らしい作品が生まれたとも言えるのかも。
動植綵絵も2ヶ月ぶりに鑑賞。私は海の生き物(たこが描かれたもの、貝が描かれたもの)シリーズが珍しくてお気に入りです。
相国寺は紅葉が進んで見ごろでした🍁 燃えるような赤と黄を楽しんだ後、丸太町方面に向かいました🚶🏻♀️