宇治神社 | 美術館大好き!大阪・兵庫・京都・奈良へのお出かけ日記

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#家族で宇治巡り

神社シリーズ


平等院を出て、塔の島・橘島を通って宇治川を渡って対岸へ。宇治神社と宇治上神社に向かいました。


橋からは宇治橋や、宇治神社船着場が見えました。奥に見えるのが宇治橋。画面に入っていませんが、船着場は右側、宇治神社の目の前です。中世の人々は宇治神社と宇治上神社を参拝後に船で川を渡り、平等院を参拝したそうです。

 

● 宇治川を渡ってすぐの鳥居


宇治神社の創建は313年、仁徳天皇が即位した年であるとされています。この辺りは応神天皇の離宮(桐原日桁宮)があり、皇子の菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)の宮居があったそう。菟道稚郎子命が亡くなった後に、兄の仁徳天皇が弟の御神霊を祀ったのが始まりであるそうです。主祭神は菟道稚郎子。

 

なお、宇治神社と宇治上神社は明治になるまでは二社で一社とされ、宇治神社は離宮下社と呼ばれました。


●拝殿


●本殿前の鳥居


●本殿 重文、鎌倉時代初期。


中に菟道稚郎子命の木造坐像(重文)が祀られている。


幼い頃より聡明で、儒教にも通じていた御祭神にあやかり、本殿前には智恵の輪が置かれていました。


●兎の手水舎


●みかえり兎の提灯

ご祭神が河内の国からこの地に向かわれる途中で道に迷われた時に、一羽の兎が現れ、振り返り、振り返り先導しこの地に道案内をしたという故事により、正しい道へと導く「みかえり兎」が神使とされている。

 

平等院が建つより740年ほど前から鎮座するとされる古社です。平等院が建立されると、宇治上神社と共に平等院の鎮守社となったようです。宇治川を渡って境内に入ると山はすぐ近く。静かだけど温かみのある雰囲気でした。ひと息ついて、近くの宇治上神社へ向かいました。





📝応神天皇と菟道稚郎子命、大鷦鷯命をめぐる伝承(古事記・日本書紀神社HPより


応神天皇は皇子のうち、弟の菟道稚郎子命を皇嗣に定め、兄である大鷦鷯命(おおさざきのみこと、後の仁徳天皇)を太子の輔導に当てていた。

#古代の慣例で、年が若い者に嗣がせたほうが一代の活躍期間が長く、より国家の繁栄が期待できるとされていた

 

しかし、310年応神天皇崩御後、儒教を学んでいた菟道稚郎子命は長子相続を唱えて皇位につかず、互いに皇位を譲り合って国が乱れた。312年菟道稚郎子命は自ら命を絶ち、兄の大鷦鷯命に皇位を譲った。


313年の仁徳天皇即位までに何があったのか、今も様々な説があるようです🔎