🏠芦屋deレトロ建築巡り
芦屋市立美術博物館の前庭に、大阪で活躍した洋画家・小出楢重のアトリエが復元されています。
隣はカフェで、入り口がつながっています。
このアトリエ、たまたま隣のカフェに入ったので気づきましたが、うっかり見過ごすところでした💦
小出楢重は1887年大阪生まれの洋画家で、1923年に二科会員となり、鍋井克之・国枝金三・黒田重太郎らと「信濃橋洋画研究所」を設立、日本の洋画の先駆者の一人となりました。
#前投稿の伊藤継郎もこの画塾で学びました
このアトリエは1927年に芦屋市川西町に建てられたものを1991年に復元したもの。設計は笹川愼一です。
アトリエ内は撮影禁止だったので雰囲気だけ。平屋だけど天井が高いので、開放感のある造りでした。外から見て分かるように、高い場所に窓があるのがアクセントになっていて素敵でした。なんだか山小屋🛖みたいな雰囲気のアトリエでした。
中には画塾で学んだ画家(名前忘れちゃった)が、小出に見てもらうのが一番緊張した、良くないデッサンは無言で消された、と回顧する文がありました。ずいぶんと怖い先生だったみたいですね。
また、「横たわる裸女A」(今回は複製)の展示もありました。作品のモチーフにした調度類が展示されています。
●小出樽重「横たわる裸女A」1928年
ちょうどこの絵が美術館で展示されていたので、美術館で写真を撮りました。時期的に、このアトリエで描かれたみたいです。
これまで、小出樽重=裸婦像のイメージしかなかったけど、ちょっとしたエピソードを知ると他の作品も見てみたくなります。いつか展覧会でまとめて見れるのを楽しみにしたいと思います。