何度も通り過ぎているし、中のレストランに行ったことはあるけれども、建物をじっくり見たことのなかったダイビル本館と中之島ダイビルを探索。フェスティバルホールのすぐ近くです。
※ ダイビル本館・中之島ダイビルは、建物の中での撮影が禁止なので、外側の雰囲気だけ。
●ダイビル本館
角のカーブが美しい。低層部は旧ビルの外観を再現しています。
ダイビル本館が竣工したのは1925(大正14)年、設計監督は渡辺節、製図主任設計は村野藤吾です。1937年には隣に新館が竣工しました。いずれも解体され、2009年に新館が中之島ダイビルに、2013年に本館がダイビル本館に建て替わって現在に至ります。
低層部の上にビルが載る、という感じです。左に見えているのが中之島ダイビル。
昭和64年にダイビルと改称されるまでは大阪ビルヂングが正式名称でした。
#ダイビルは大ビルという略称だったんですね
1926年には最上階の8階に社交場「大ビル倶楽部」が設立され、1944年に解散するまで使われたそうです。
旧ビルの外装に使っていたレンガは18万個を回収😳して再利用している。
入り口の装飾が華やか。兵庫県高砂市産の黄竜山石で作られているそうです。
大国貞蔵 「鷲と少女の像」
凝った石柱レリーフ。石材の装飾品は可能なかぎり再利用しているそう。
●中之島ダイビル
鳥や花、フルーツなど凝った装飾
入り口部分に石材の装飾品が再現されています。見上げるのが難しいぐらい高い入り口の石柱。
本当に個人的な感想なのですが、大らかで華やか、古代ギリシャや古代ローマの雰囲気を感じます。
#詳しくは知らないので、あくまで感覚
重厚な建築物はたくさんありますが、ダイビルの装飾は可愛いなぁと思います💓
ダイビル本館には旧ビルのエントランスホールが再現されています。凝った天井装飾や美しい床タイル、装飾の美しい手すりなど、うっとり。
また、Salon“1923“には大ビル倶楽部の雰囲気が再現され、ダイビルの歴史が展示されています。
素通りするには勿体なさすぎる美しいビルでした。