美しすぎるポスターが話題となっている公演へ。タカラヅカでは2018年に続く再演だそうですが、見るのは初めてです。
原作は萩尾望都さんの漫画「ポーの一族」、脚本・演出は小池修一郎さん。
エドガー・ポーツネル 朝美絢
メリーベル 音彩唯
フランク・ポーツネル男爵 瀬央ゆりあ
シーラ・ポーツネル男爵夫人 小桜ほのか
アラン・トワイライト 縣千
少年エドガーが永遠の時を生きるバンパネラの仲間に加わり、時空を超えて旅を続ける物語。
これはタカラヅカにぴったり!
お話が面白いし、出演者の皆さんの芝居が巧みなのに加えてビジュアル的にもハマっているので、世界観に没頭して観劇しました。
ホテルに一族揃って現れる場面、「なんて美しい一族(家族?)なんだ」みたいな台詞に全く同感。説得力が高すぎる。美ってパワーなんだな、と実感。
現実離れした退廃的な美の世界で、文学作品を読んでいるような雰囲気。素晴らしかったです。
⚠️多少ネタバレします
エドガー演じる朝美絢さん、人外めいた中性的な美貌と少年っぽさが役にぴったり。
普通の男の子が突然バンパネラになる。自分から望んだわけではないので、長い時を経て受け入れ諦めているけれど、常に寂しさと行き場のない怒りを抱えていて、それを養父であるポーツネル男爵にぶつけてしまう。そして、無意識に自分を受け入れてくれそうな存在を探している。人ならざる存在なんだけど、元人間のバックボーンが強調された印象を受けました。若くして(13-14歳ぐらいの印象) バンパネラになったので、姿はずっと少年のまま。しかし、精神は子どものままでいられず、でも大人にもなれない姿が哀しかったです。
エドガーの養父・ポーツネル男爵に瀬央ゆりあさん。髭をつけている父親役なのに美しいが同居しているのが瀬央さんならでは。
突然家族になったエドガーとの距離感がずっと掴めずに疑似家族のまま時が過ぎる。永遠の反抗期みたいなエドガーと相対し、苛立ったり心配したりする芝居がリアル。雰囲気が高貴で、長い時を生きる美貌のバンパネラという特別感がありました。
シーラ・ポーツネル男爵夫人は登場当初は人間。小桜ほのかさんのシーラは、お話が進むにつれて美しいだけではないバンパネラの生き方がじわじわと見えてくる感じ。存在感がすごかったです。
エドガーの最愛の妹・メリーベルに音彩唯さん。登場時の純粋無垢さ、ビジュアルも含めてほんっとうに少女。これぞタカラヅカ。
エドガーの友人・アランの縣さん。エドガーと同年代の13-14歳の雰囲気、多感で傷つきやすい思春期の少年がエドガーの手をとるのに納得感がありました。
シーラの獲物になりかけるジャン・クリフォードの華世京さん。『ダリ』で知ってあまりのキラキラ感に驚いたんですが、今回も存在感あり。注目していきたいです。
今回は降霊術師・ブラヴァツキーを演じた美穂圭子さんの退団公演でもありました。素晴らしい歌声、最後の公演を聴けてよかったです。
いい舞台に会えて嬉しいです。名作と言われるのも分かるなー、という作品でした。いつかまた再演されることがあれば、見てみたいと思う作品でした。
↓この前に見たタカラヅカの舞台
↓この前に見た雪組の舞台















































