コロナが見せてくれたもの。またひとつ手放せたお話。 | 天津甘栗

天津甘栗

自分のふとした気付きや、誰かが気づかさせてくれたこと、ただの日常のつぶやきなど、きの向くままに綴っていきます。


半袖短パンではまだちょっと肌寒い

長袖長ズボンではちょっと汗ばむ

着る服を選ぶのになかなか頭を使う時期になってきましたね。

みなさま、どんな服でお過ごしですか。




長いこと家の中にいると

もろもろの体感なんかも鈍っているようで

久しぶりに外にでると

日差しや気温や風に圧倒されたりされなかったり…


あー、着る服間違えた…

の頻度が高くなってるあたり

普段何気なくしていた服選びも、実は無意識に

身体のいろんなセンサーを駆使してやっていたんだなぁ、と

気づかされます。

身体ってすごいですね。

習慣ってすごいですね。

これから、じわじわと社会復帰しながら、

また新たに身体も習慣を整えていきたいと思います。




長引くリアルタイムコロナ生活で、私は


今までしたくてもできなかったようなことを経験する日々


をすごしています。



中でも


朝日とともに目覚めて


カーテンを開いて朝日を浴びる


時々、朝日の中で


何かと戯れたり


ボーッとしたり


ご飯を食べたり


本を読んだり


ごろごろしたり



そんな時間がお気に入りです。



これはいつかの、朝の戯れ。
サンキャッチャーのキラキラが眩しい季節になってきた!



これは、いつかの朝のベランダで。
昨晩トトロが来てくれたんちゃうかな、ってくらい一気に芽吹いた!



こんな感じで朝の時間を楽しんで過ごしていると


こんなに穏やかな目覚めや


こんなにわくわくする朝の時間


こんなに気持ちよく過ごせる朝の時間が


毎日の大事な時間になっています。



まぁ寝坊するとこもあって


曇りや雨の日はだいたい寝坊しますよ。


それはそれで、ゆっくりむにゃむにゃできる至福の時間です。




そんなリアルタイムコロナ生活の中で私が手放せたもの…


ずっとずっと手放したくても手放せなくて


もう無理かなと諦めかけていたもの。





長年私と私の眠りを助けてくれていた


寝る前のお薬、眠剤を


思いがけず手放すことができました。





もう、1ヶ月くらいたつので手放せたと言ってもいいのかな。


またいつか、私の身体や心を守るために助けてもらうことを選ぶ時があるかもしれないけどね。






もう飲むのやめたい、手放したい、と


強く強く思っていたときには


どんなに頑張っても減らせなかったけれど



このリアルタイムコロナ生活で


のんきに、にやにやわくわく過ごしていたら



飲み忘れることが続いて


それまでは思い出しては当たり前のように飲んでいたけれど


ふと、飲み忘れたままでいっかーと思える夜がやって来て


「なんか、大丈夫だな」と自分で納得していたら


いつの間にか眠りについていて


気づいたら清々しい朝の目覚めを迎えていました。





何年ぶりだろう。




目覚めにこんなに感動する朝。


自然に眠れた喜び。


寝たいときに眠れるという安心感。




時には


寝付きが悪くて寝不足になってしまう日もあるけれど


そんな日にも、全く寝れないなんてことはない。




またひとつ、私が解放された気分です。



これもいつかの朝。この頃は、ピロリ菌手放し中だったな。
課題図書は、お陰さまで読破しました!
ハマりすぎて、アニメ版と劇場版も一気見… コロナ様々!








寝ることに関しては


私はもともと神経質で、枕が変わったら寝られないタイプだったので


私の不眠がいつからか、と聞かれると


記憶はずいぶん遡ることになります。





小学校のころには、


とてもリアルな夢を見て、夜中に心臓ばくばくで目が覚めて


それから寝られなくなることもありました。




小学校の修学旅行では、一睡も出来ず


次の日の移動のバスの中でも眠いのに寝れないで苦しかった記憶があります。




中学時代は…


よく部活で合宿してたけど、どうだったかなー。覚えてない。


覚えているのは、誰よりも後に寝て誰よりも早く起きる自信があったということ。





高校時代は


部活のメンバーとの相部屋での下宿生活に加え


長期休みには長期合宿という部活三昧だったので


人の気配の中で寝ることが苦手な私には過酷な生活でした。



とはいえ、合宿とかで寝る場所が変わった初日は寝れないにしても


それでも部活でくったくたになる生活のおかげで


寝られなかった翌日は寝られるようになり


誰かの寝言やイビキで夜中に起きてしまっても


また寝ることができるようになったり


寝ることに関してはずいぶんと鍛えられた3年間でした。




大学時代は


はじめてのひとり暮らし。


ひとりの空間で過ごすということが


感動するくらい、すっごく快適だったんですよね。


快適過ぎて、よく引きこもってました。


ひとりが快適過ぎて、外の世界が怖くなる、という思わぬ副作用つきでした。





あれから何日後かのベランダで。成長や変化に感動する朝。





社会人になってからも、その大半を不眠を自覚し付き合いながら過ごして来ました。


身体も気持ちも、とても辛い時期もあったけれど





不眠によって自分はどんな影響を受けているのだろうか


不眠を引き起こしている原因・要因はなんなのだろうか


自分の体質には、どんな改善方法が合うのだろうか


そもそも体質を変えてみることはできるのだろうか


薬とどう向き合うのか、どう付き合うのか


薬を手放せたらどんな暮らしや挑戦をしてみたいか




いつもいつもその事ばっかり考えていたわけではないけれど


自分の目の前に、ドーン!と不眠の壁がやって来る度に




いろんなことを考えてみて


いろんなことを勉強してみて


いろんなことを試してみて




そんな人体実験の日々でした。


それはそれでめっちゃ勉強になったし


落ち込みながらも、なんだかんだ楽しんで試行錯誤している自分もいたんですよね。


それで、


このまま試行錯誤を続けながら、薬とも付き合っていくんだろうな、と


なんとなくそんな風に思うようになっていました。






そしたらね、今回のコロナが見せてくれた暮らしのなかで


思いがけない形で手放すことになりました。




「あれ?昨日、結局薬飲んだっけ?…いや、飲んでないわ!飲んでないけど、寝れてたわ!」


って、あっけない感じでその日は来ました。



不思議ですね。


不思議だけど、きっと、そんなものですね。








明日は、どんな朝が来るのかな。

私はどんな気持ちで目覚めるのだろう。

どんな朝だとしても、私はもう大丈夫。



ふふふ。

今日もよく眠れそうです。  

おやすみなさい。