こんにちは。
神崎麗華です。
本日は
人間関係が苦手だと感じる本当の原因
についてお話したいと思います。
人間関係については
過去にもお話していますので
こちらも合わせてお読みくださいませ。
人間関係が苦手だと感じる本当の原因。
一番は
自分と他人を
同じ人間(クローンレベル)
だと思っている事です。
たとえば
「身内に不幸があった方」
は世間一般的に考えて
「今、あの人は幸せな状態」
だとは思いませんよね。
あの人は◯◯を亡くしたから
・不幸である。
・とても可哀想。
・苦労している。
・辛く苦しい思いをしている。
・悲しい思いをしている。
これが世間一般的な答えです。
というよりは
自分自身がそうであるから
自分の感じている事=他人も同じように感じるはずだろう。
といったいわばエゴから
この答えが成り立っています。
さらに悪化すると
いや絶対に感じているはず。
そう感じないなんて絶対におかしい。
異常者。人間失格。
そう感じないなんてありえない。
といった過激な感情を抱くようになり
自分と同じ意見以外の答えを
徹底的に否定し、拒絶し
罵声を浴びせ、排除しようとします。
引き寄せなどでもよく
「良い事が起きた」
「悪い事が起きた」
と言いますが
善悪を判断しているのは
自分自身の思考であり
「現象」はただ起こっているだけです。
いや、でも◯◯が亡くなったら
それは「悪い事」ですよね?
亡くなる事を
「良い事」だなんて
ジャッチする人はいませんよね?
じゃあ100%「悪い事」じゃないですか。
このようにおっしゃる方が
必ずいらっしゃいます。
亡くなるバージョンだけではなく
「身体に障がいを持って産まれたら?それを良い事だなんてジャッチする人はいませんよね?」
など様々です。
そして当の本人は五体満足であると言った
「自分が身体に障がいを持っているわけでもないのに、想像で当事者の気持ちを代弁している」
これはまさにエゴそのもの
なのではないでしょうか?
話を戻します。
自分の感じている事は
他人も同じように感じている。
そのような思考を持っていると
先程の例にあげたような
身内の不幸=100%悪い出来事
可哀想、辛い、苦労している。
という思考になり
身内の不幸=悪い出来事ではない
と感じている方が存在している事に
気付く事が出来ません。
「そんな人間は存在しない!」
「そんな非人道的な人間は少数派!」
と感じるかも知れません。
しかし、そう感じられるというのは
ある意味
とても幸せな事なんです。
世の中には
身内に暴力や暴言を浴びせたり
生活の面倒を見させたり
お金を要求されたりと
苦労されている方もいらっしゃいます。
「縁を切ればいい」
と感じるかも知れませんが
他人と違って
血縁者は中々縁が切れませんし
血縁者相手ですと
警察もあまり真剣には動いてくれません。
住所を移しても役所に行けば
バレてしまいます。
(DV被害者救済処置として住民票、戸籍の閲覧を制限する制度もあるそうです)
もしも
自分がそのような切迫した状況に
置かれていたとしたら
「身内の不幸=悪い出来事」
にはならない可能性もあります。
(その状況も自分が引き寄せているというのは今回はとりあえず置いて考えてくださいね。)
重い話になってしまい
申し訳ございませんが
今回一番お伝えしたかった事は
「出来事」自体に
「良い」「悪い」と決めて
勝手にジャッチしているのは
自分自身の思考である
という事です。
自分が「不幸」だと感じている出来事でも
他人にとっては「全く不幸ではない」
このような事はザラにあります。
身長が高い事に対して
コンプレックスだと感じる人もいれば
誇りに思う人もいる。
痩せていている事に対して
コンプレックだと感じる人もいれば
誇りに思う人もいる。
結婚して幸せだと感じている人もいれば
結婚しない事が幸せだと感じている人もいる。
子供がいて幸せだと感じる人もいれば
子供がいない事が幸せだと感じる人もいる。
どちらの人間が存在していても
別にいいのではないでしょうか
自分が不幸だと感じる事を
幸せだと感じるだなんて
それはただの痩せ我慢。
僻んでいるだけ。
妬んでいるだけ。
負け犬の遠吠えに過ぎない。
それは絶対に本心ではない。
自分がジャッチした感情こそが
100%正しい感情であり
世間一般的な正しさである。
そう感じない人間はおかしい。
このような思考が無意識にある限り
人間関係(恋愛、仕事、家族等)
は上手くいきません。
ですからとにかく
・勝手に決めつけない。
・柔軟性を持つ。
・「100か0か」という考えをやめる。
・自分の意見=世間の正しさというエゴを捨てる。
人間関係が苦手だと
感じている方の多くが
「自分」と「他人」の境界線が曖昧で
自分と他人を
全く同じ人間(もはやクローンレベル笑)
だと無意識に考えています。
そして
他人の思考や感情を
勝手に決めつけて
勝手に判断して
「あなたの為」という名の
自分の為であるお節介な口出しをして
拒絶された日には
私の意見を聞いてくれなかった
私の指示に従わなかったと
勝手に苦手意識を持ってしまっています。
たとえ「同じ体験」をしていたとしても
自分と他人が
「同じ感情」になるとは限りません。
同じ体験をしても
180度違う感情を抱く事は
全くおかしい事ではありません。
自分と他人は
「違う人間である」という
境界線を持ち
適切な距離を保って
交流を楽しみましょうね
そして自分の意見と異なる意見に遭遇した時
攻撃的になってしまうのは
自分に自信がなく
自我を確立出来ていない
不安定な状態だからです。
「私の意見が100%正しい!」
の裏には
自分の意見が正しいか不安
自分の感覚が間違っていないか不安
などと潜在的に不安を感じています。
その不安を打ち消すために
誤魔化すために
「私の意見が100%正しい!」
と攻撃的になります。
このような心の状態ですと
中々人間関係が上手くいきませんよね。
前にもお話しましたが
「敬意」を意識して
お相手に接する事で
自然と自己肯定感も上がります。
人間関係を円滑に進めるために
「敬意を持って接する」
この方法は大変おすすめです。
今回は非常に厳しいトゲのある言い方に
なってしまいましたが
少しでも参考になりましたら幸いです。
今回の記事は
自分への戒めも込めて書きました。
私自身も改めて気を付けていきたいと思います。
本日は以上になります。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。