梅雨らしからぬ梅雨ですね
梅雨と云えばシトシト雨が降ってジメジメしているの連想しますが
こちらは暑い日が続いています
そして夕方には雷様が ピカーゴロゴロー っとなり出します
もうすでに真夏本番という感じ
でも梅雨明けはまだなんでしょうね
世の中節電ブームでどこに出かけていっても暑いです
スーパーに母ちゃんに頼まれたものを買いに行ったら
ウナギの蒲焼きが半値になっていたので買ってきた
暑いから夏ばてしないようにと思いました・・・一匹を3人で分け合い食べた
2人は93歳
私はカロリー制限だからちょうど良いんですね
食べ終わってから
そう言えば、ウナギにまつわる昔話があったなって
ウナギの蒲焼き代
むかしあるところに ウナギの蒲焼き屋があったと
うなぎ屋の前を通っただけでも ええ~匂いでナ
自然と口の中に唾がたまってくんだと
そんなもんだから
真っ正面にある家などはナ たまったもんじゃねぇわな
ウナギを焼くとき あの団扇(うちわ)で 扇ぐものだから
昼時など 腹の虫が泣きっぱなしになるんだと
ところが この男
ウナギは大好物だが、ことの他けちくそでナ
今までに一回だって買って食ったことがないんだと
そこで蒲焼きが食いたくなると 縁側にご飯を持って行ってナ
鼻をぴくぴくさせては「ああうんまいな~ ああうんまいな~」
そう言いながらご飯を何杯もおかわりしていたと
ところが このうなぎ屋も その男に輪をかけたようなけちん坊でナ
男が匂いでご飯を食べるたんび その回数をしっかと帳面につけておいたと
ある年の暮れのこと
蒲焼き屋の女将さんは請求書持って男の家に行ったと
「毎度あり~ 蒲焼き代頂に来ました~」
「ええっ!蒲焼き代? 俺らそんなもん一回も注文したことね~ぞ」
「とんでもない おまえさんは この匂いかぎながら
ご飯を食べてじゃないですか? これはその匂いの嗅ぎ代ですよ」
その請求書を見ると 確かに匂い嗅ぎ代一回いくらと書いてあるんだと
男は暫く考えていたが 「それで いくらだ~」「へぇ 六百文になります」
「よ~し払うから ちょっと耳を貸せ!」そう言って
お金を一枚づつかむとチャリン チャリンと自分の財布へ入れたと
「さあ~匂い代の領収書おいて とっとと帰れ!」・・・
何事も欲をかきすぎるなと云うことかな
おしまい
そうだな、これからはこの話も季節的にはぴったしかも
皆さんは匂いだけでなく本物の
ウナギを一匹腹一杯食べてくださいね